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2月15〜16日、経ヶ岬米軍レーダー基地で現地交流会開催(2/20更新)

●経ヶ岬米軍レーダー基地・現地交流会(2月15日~16日)が開催されました!

 経ヶ岬米軍基地が発足し、Xバンドレーダーが本格稼働して420日を過ぎようとしている状況の下、2月15日〜16日、「米軍基地いらない京都府民の会」は、Xバンドレーダーが配備されている青森県平和委員会の小田桐さんを迎え、米軍基地建設を憂う宇川有志の会」等、現地の皆さんと交流会を開催しました。

 1日目は経ヶ岬米軍レーダー基地を視察し、レーダーテントやアンテナドーム、6つある発電機の騒音や軍関係者の「Yナンバー」の乗用車の多さなど見ながら、米軍側のフェンスが倒れかかる「平和菜園」も見てまわりました。その後宿泊する施設に移動し学習交流をおこないました。

 府民の会の共同代表である岡田京都平和委員会会長の挨拶の後、片岡事務局長から経ヶ岬の米軍レーダー基地の経過や状況、韓国に配備が予定されているTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル)とのかかわりなど、日米両政府が経ヶ岬の米軍レーダー基地を重視していることをたくさんの写真を使って紹介しました。続いて小田桐さんより県内40ヶ所にもわたる陸海空の自衛隊基地や演習場、さらに民間共用になっている米軍三沢基地、そしてミサイル防衛の最前線としての車力のXバンドレーダー基地等、まさに軍事に依存する青森県の実情が報告されました。そして広大な車力の基地と比べ非常にコンパクトな経ヶ岬の基地には「特別な役割」があるのではないかと指摘されました。

 続いて 「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井さんから、昨年12月25日網野町で発生した米軍属(レイセオン社の社員)と地元青年との衝突事故の現状が報告され、米軍属の信号無視が明らかであるにもかかわらず、事故から1ヶ月以上たった現在も事故の確定がなされず、放置されている地元青年の現状、特に永井さんが怒りをこめて語ったのは、米軍任せの不誠実かつ無責任な対応に終始している京丹後市、丹後警察、防衛局の問題でした。そして事故から1ヶ月後の1月24日、基地警備軍属(シェネガ社員)によるスピード違反の事故が発生し、恐れていた事故が続発しました。その他、住民の声を無視する米軍属の居住地、通勤問題等、「住民の安全安心の確保」とはほど遠い状況が続いています。4月24日には市長選、市議選がおこなわれ、「憂う会」を中心として安全安心問題を一大争点とする運動が高まりをみせています。参加したメンバーは基地撤去の運動の重要性をあらためて確認しあいました。

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<活発な討論がおこなわれた宇川交流会(左)と報告する青森平和委員会の小田桐さん(右)>

 2日目は舞鶴基地を訪ね、停泊するイージス艦や補給艦、ヘリ空母といわれる護衛艦「ひゅうが」など基地の施設が強化されている状況も視察しました。今年秋、三沢で開催される日本平和大会では、京都代表団は車力にオプショナルで視察ツアーを計画しており、丹後と青森といった県境を越えたつながりがこのたたかいに必要で、今回の交流会で大きな成果を得られたと確信します。

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<平和菜園から米軍基地を視察する参加者(左)と基地正面入口(右)。正面のドームは「高高度電磁パルス

遮断された衛星通信アンテナ」でハワイの基地に情報を提供している>

 

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