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戦争法にもとづく新任務付与を前に桂駐屯地を見学(9/23更新)

●戦争法にもとづく新任務付与を前に陸上自衛隊桂駐屯地創立62周年記念行事(9/18)を見学

 南スーダンPKO派遣の第5普通科連隊(青森駐屯地)が「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」に 関する訓練を開始し、さらに防衛省が「第1線救護衛生員」の資格認定制度の創設を発表しました(しん ぶん赤旗9/22付)。そのような情勢の下、陸上自衛隊桂駐屯地では9月18日、創立62周年記念行事 が開催され、どのような訓練がおこなわれるか、確認のための見学をおこないました。

 まず午前10時に始まった記念式典の挨拶で参議院外交防衛委員長の佐藤正久氏(ヒゲの隊長)や京都選出の 自民党、伊吹氏や西田氏が激励の挨拶は理解できましたが、驚いたのは民進党の泉健太氏や福山 哲郎氏【右下画像】が挨拶に立ったことです。特に福山氏については昨年の戦争法成立時の言動、さらに 9月22日に開催された京都大集会(京都弁護士会主催)にも出席し、安保法制廃止をアピールしているだけに、 今後ともプレッシャーをかけていくことが重要だと思われる。

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<会場入り口風景(左)と檀上の福山氏、泉氏、佐藤氏(右)>

 続く訓練展示は後方部隊がゲリラの攻撃を受けたという想定で始まり、不発弾回収と負傷者の救護、 車両回収です。桂駐屯地は1994年に不発弾処理隊が新設され、いつもアピールされているようです。 大きな爆発音とともに煙が巻き起こり、その中で負傷者が放置状態になっています【左下画像】これでは南スーダン に派遣される隊員はたまったものではありません。

 次に雨天会場で装備品展示を見学。説明パネルには「対人狙撃銃」【右下画像】とあり、「人を狙撃するって、 交戦なのでは?」と思われ、どうような使われ方をするのか、気になります。広大な会場にはたくさんの「亀裂」 「長期保管」で使われていない状態の武器。武器というものの不経済さを感じます。ときたま強い雨が降りつける中、 常連らしき見学者が多いように思われる記念式典でした。

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<放置状態の負傷者(左)と「対人狙撃銃」本体と説明パネル(右)>

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