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第1回拡大常任理事会(7月30日)が開催(8/1更新)

沖縄のたたかいに学び、「日本平和大会・三沢」を契機に

             京都の米軍基地撤去にむけた取組みの前進を!

     −第1回拡大常任理事会7月30日(土)が開催されました

 冒頭、片岡事務局長より情勢報告がおこなわれ、韓国へのTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル) 配備と経ヶ岬への韓国からの取材、グアムのTHAADミサイル基地のマスコミ公開等、日米が一体となった 「ミサイル防衛」の最前線基地として経ヶ岬への関心が高まっている状況が報告され、さらに現在、おこなわれている「環太平洋合同演習(リムパック)」に護衛艦「ひゅうが」、「こんごう」が参加し、 その中で対北朝鮮弾道ミサイルを想定して日米韓ミサイル警戒演習「パシフィック・ドラゴン2016」がおこなわれ、さらに9月には饗庭野演習場で米陸軍との演習も予定され、南スーダンのPKO派遣の今後の 展開とも関わって、参院選後の安倍政権の改憲策動、「戦争法」施行後の集団的自衛権行使にむけてリアルな 実態が報告されました。こうした情勢をふまえ、当面のたたかいの方向性についての提起がおこなわれました。
 まず第1に「日本平和大会in三沢【10月22日(土)-23日(日)+24日(月)は京都のオプションナルとして車力基地調査】にむけた取組みとして、事前の北部調査行動が提起されました。さらに「丹後連 絡会」、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」と連携して「いらんちゃフェスタ2016」(11月6日、峰山) や「府民の会」で次期京都府知事選挙を視野にいれた韓国・グアムへの調査・交流ツアー等、 多彩な取組みが紹介されました。次に南スーダンPKO等、戦争法廃止に関わる取組みとして、南部での組織確立を視野にいれた宇治での総がかり 行動学習会(8月19日)や統一で調整されている大阪での学習交流、防衛局への申入れ(8月24日)、饗庭野集会(9月11日) が紹介されました。さらに核兵器廃絶・被爆者支援の取組みでは「国際署名」の推進と原水爆禁止世界大会の成功 にむけた取組みの強化や「平和のための京都の戦争展」などに青年の関心を高めるような取組み、特に丹後での青年 を対象にした「平和の学習」が強調されました。最後に仲間ふやしと財政課題では、9月におこなわれる「ピース エッグ(大阪)」等を活用しながら、当面800人会員を自主目標として再確認しました。

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<熱心な討論をおこなう常任理事会>

 続く討論では、沖縄のたたかいに学び京都、丹後での取組みを強化している安保破棄実行委員会、粘り強く定例会 を開催し、8月の原水爆禁止世界大会やピースエッグにむけて行動する青年学生部の発言がありました。8月とはいえ 今回の理事会で特徴的だったのは、地域の戦争展における平和委員会の果たしている役割です。福知山では戦争展の開催 を通じて、地域で平和を考え、中学校区毎に戦跡の掘り起しをおこない、ニュースによって広く市民にアピールしている。 また山科では、戦争展は35回を迎え、地域の祭りとも連携して、定着しており、鐘つきやコンサート等、多様な活動が 報告されました。さらに乙訓では8つの寺院で鐘つきが行われ、8月28日には映画会や記念講演が盛り込まれた平和の集い が予定されています。

 討論の最後に岡田会長から参議院選挙について発言があり、今回の選挙は市民レベルの運動の萌芽であり、 政党の状況如何に拘らず、支えるのは市民である、という新しい運動が表れており、増勢にある青年の組織動向がそれを 示しているとの指摘があり、続いて片岡事務局長から、今後の展望として事務局体制の強化をはかりながら、平和大会を めぐる一連の取組みを起爆剤として、運動の広げていきたいとの発言で締めくくられました。

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