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第2回拡大常任理事会(9月17日)が開催(9/19更新)

自衛隊を戦場に送る戦争法廃止、安倍政権の改憲策動を打ち破る 日本平和大会in三沢の成功へ!

−京都平和委員会第2回拡大常任理事会(9/17)が開催されました

 戦争法強行から1年。安倍政権が本格的運用に乗り出そうとしてしている中、京都平和委員会の拡大常任理事会 がラボール京都にて開催されました。

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<熱心な討論をおこなう常任理事のみなさん>

−京都が戦争協力の前進基地に−

 冒頭、片岡事務局長より情勢報告があり、特に最新の重要な動きとして、宇川の米軍基地の警備軍属(シェ ネガ社)が、福知山の陸上自衛隊で実弾射撃訓練を計画していることが指摘されました。定期的な射撃訓練 が義務付けられている警備軍属は、これまで静岡県の東富士演習場で実施していたが、移動距離が遠く、 練習中警備が手薄になるとの理由で、訓練設備のある福知山での訓練(年、20日ほど)が要請された。陸自の福知山駐屯地は、日米地位協定による日米共同利用施設に指定されておらず、しかも福知山 駐屯地は市のど真ん中にある(東富士演習場は8800?の原野)。市民の安全だけでなく、今後の米軍の自衛隊施設 の利用にも影響を及ぼす重大な問題であり、経ヶ岬の拡張計画、舞鶴におけるイージス艦の修理、そして福知山での 実弾射撃訓練というように、戦争協力の前線基地としての京都の位置づけが強調された。また京都府知事が、渉外 知事会(米軍基地が所在する府県の知事が政府に対し要望等をおこなう)に入会したことが報告され、知事選挙のたたかい につなげていくことの重要性が指摘された。また滋賀県あいば野でおこなわれている日米合同演習では第一戦救護−「敵」 と応戦しながら、負傷者を止血ガーゼで応急処置をし、安全な場所へ運ぶ、といった訓練がおこなわれ、 「殺し殺される」場面を想定したものであることが強調されました。

 続いて当面のたたかいとして、「日本平和大会in三沢(10/22−23)」と「車力オプショナルツアー」、事前の 経ヶ岬・舞鶴調査行動(9/24-25)、「いらんちゃフェスタ2016(11/6)」等の取組みが紹介された。さらに南スーダン PKO等、戦争法廃止にかかわる取組み、「ヒバクシャ国際署名(被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名)」の促進、 「平和のための京都の戦争展」等に青年の関心を高める取組みの重要性が報告された。さらに組織・財政課題として、早期に750名、当面800名会員を自主目標として再確認し、組織財政部会の提案、 青年学生部の「ピースエッグ(9/17-18)」の取組みや関西ブロック会議(11/19-20)が紹介されました。

−秋の取組みの成功にむけ、活発な討論−

 続く討論では、情勢の補足や夏におこなわれた地域の取組みが意見交換されました。
 安保破棄京都実行委員会から福知山の射撃訓練に関わって米軍基地化への可能性、防衛白書の中の京都のレーダー 基地の位置づけ、防衛省が検討している無人機の将来、沖縄において記者や抗議する市民への弾圧、あいば野抗議 行動の中での自衛隊員との会話等が紹介されました。地域から報告として舞鶴でのイージス艦修理の状況、22回目 を迎えた「戦争展」の報告と今後の課題、山科からも33回を迎えた「平和のための戦争展」の展示内容や感想文の 紹介、八幡からは平和ツアーをおこない、会員拡大につなげた経験や、立命館大学において学生の平和に対する意識 等の紹介等、様々な意見が出されました。

 会議の最後に岡田会長より、高江のヘリパッド強行にみられる参院選後の安倍政権の暴走に対し、他方
では加藤紘一元幹事長の葬儀における山崎拓元副総裁の弔辞−「(加藤氏は)9条について、一字一句変えないとの立 場を堅持した」にみられるような自民党におけるリベラル派が健在であること、市民運動の盛り上がりが今後も政治 の流れを規定しているとの発言があり、会議は終了しました。

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