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2016年日本平和大会in三沢の参加者報告(10/26更新)

■平和大会参加報告−ー−三沢・車力にいってきました■

 10月22日(土)と23日(日)に青森県三沢市を中心に開催された「2016年日本平和大会in三沢」に全国から1500人が参加し大きく成功しました。京都からは18人が参加し24日(月)には、つがる市車力(しゃりき)にある米軍レーダー基地「車力通信所」を視察してきました。そこでは経ヶ岬にある米軍レーダー基地との比較などができるなど、意義の大きなツアーとなりました。

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  <開会総会でアピールする京都の代表>

 三沢基地では、航空自衛隊初の「日英」共同訓練に参加するイギリス空軍「タイフーン」戦闘機の到着を待つ取材関係者などが、民間空港エリアの送迎デッキにたくさんいるところに遭遇しました。開会総会のリレートークでは、丹後と福知山でいまおこっている米軍レーダー基地の問題(環境破壊、騒音・低周波、交通事故、射撃訓練や信仰の対象の穴文殊の上に置かれた米軍専用トイレのことなど)を全国に向けてアピールしました。分科会や動く分科会でもさまざまな視点から、日米同盟にしがみつく安倍政権による国民への攻撃が強まっていることを感じ取っていました。南スーダンPKOの次期派遣部隊となっている青森を中心とする部隊に、「駆け付け警護」など危険な任務を付与する問題が焦点となっていることも強調されています。

  車力には航空自衛隊の対空ミサイル部隊がいますが、広大な敷地を有した基地の様相をみた参加者は一様に基地の異常さを実感していました。米軍レーダー基地はその一番奥にあるため、人家からも遠く普段は人が近づかない場所にあることなど経ヶ岬基地との違いを学び、経ヶ岬の米軍レーダー基地における警備の異常さを実感していました。「今度また丹後の人たちに車力を見てもらおう」など次なる運動にも意欲が沸いています。

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<(左)F16戦闘機と格納庫が並ぶ三沢基地(右) 車力、中央の斜め上を向いたものが「Xバンドレーダー」といわれる米軍のAN/TPY-2レーダー>

 今後、11月6日(日)の「いらんちゃフェスタin丹後2016」の成功に向けて取り組んでいきます。また、日本平和委員会が主催する「2017年韓国ピースツアー」は来年3月22日(水)から25日(土)の3泊4日でおこなわれます。日本にある「ミサイル防衛」用の前方配備レーダーと、「THAAD」という弾道ミサイル迎撃用のミサイル部隊配備の韓国配備がリンクしている問題を一つのポイントとしています。米軍基地の撤去を求める運動は、沖縄でも京都でも全国・世界とつながっています。TPPや改憲策動など安倍政権の異常なまでの強硬な政治にストップをかけ、日本を主権者たる国民の手に取り戻しましょう。

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<(左)車力基地の奥の米軍レーダー基地「車力通信所」(右)米軍関係者住居、左が軍属用、右が軍人用 >

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