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peace_banner<New>あいばの大集会が開催!

ニュース

日米合同演習反対、あいばの大集会(12/1)が開催されました!

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【左】プラカードでアピールする参加者、【右】デモ行進する京都平和委員会の米重さん、川上事務局長、西川さん

 12月1日(日)に開催された「あいばの大集会」には、晴天のもと300人が参加しました。今回の「フォレストライト」という海兵隊との軍事演習は、複数の演習場を使っての長距離侵攻、 オスプレイから陸自のヘリへの地上給油という前線での補給など、より実戦を意識した内容になっています。 あいば野演習場であいつぐ実弾による事故などにも怒りをこめた集会アピールを採択し、元気よくデモ行進 をしました。翌2日午後にオスプレイ4機が明野に到着、約1時間ののちには離着陸訓練を含む空中機動訓練を おこなうとして国分台演習場へ向けて飛び立った模様(天候不良のためか国分台は中止と発表、あいば野にも 飛来はなかったようです)。演習期間中、オスプレイは三重県、滋賀県、香川県を結ぶあらゆる範囲を夜間も 含め飛行するものと考えられます。【画像、文章は京都平和委員会Facebookによる】

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2019年日本平和大会in沖縄報告

  みて かんじて かんがえた 沖縄

                       清水郁子(立命館平和の会)

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<普天間飛行場ゲート前にて−前列右端が清水さん>

 2019年11月8日から10日かけて沖縄で開催された「日本平和大会in沖縄」に参加をした報告を以下にまとめています。第2次世界大戦末期には本土決戦を延期するための「捨て石」として、そして戦後74年、アジア地域における日米同盟という軍事的な体制の下「太平洋の要石」としての役割を押し付けられてきた沖縄の今の不屈の闘いを見てみたいというのが今回の大会参加の動機でした。沖縄でみて、感じて、考えたことを具体的に紹介できればと思います。少々長くなりますが、写真を含めて具体的に紹介します。

1.11月8日(金)

 朝7時に大阪/伊丹空港集合、8:15発のANAにて出発、10時半に那覇空港に予定通り到着です。那覇空港は沖縄に駐留する米軍とのお約束で空港の50km手前から300mから600mという超低空での侵入が強いられ、日本で最も危険なパイロット泣かせの空港とのこと。しかし着陸時にドスンとものすごい衝撃で着陸したのは単にパイロットさんが下手だったのではないかと。。。空港内で簡単に早めの昼食を済ませ、大会実行委員会が準備したバスに分乗して出発です。全国からの参加者と交流しながら「日本平和大会in沖縄」スタートです。晴天です。

キャンプシュワブ前にて

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【左】入口ゲート、機動隊が東京に集結しているため、閑散としている【中央】ゲート監視テント、1年365日、テントにてキャンプの監視【右】キャンプシュワブ、奥に工事用のクレーンが見える

 最初の訪問地は普天間基地の移設を名目として進められている辺野古埋め立て工事を行っているキャンプシュワブの辺野古ゲート前です。ゲート前のテントでは毎日ゲートを出入りする車両の監視、基地内での工事の進捗の監視が行われています。通常は9時、12時、15時にゲートが開き工事関係車両が出入りするとのことです。ただし、この日は機動隊が東京に集結しているためゲートは開いていないとのことで、機動隊に守られていなければ工事車両がゲート内に入れないという現実はどう考えてもおかしいと感じました。

 現在、辺野古での新基地建設については着工から5年経っているが、わずか1.7%しか進んでいない。現在、工事に関わる基地警備は民間の警備会社に委託されているが、その経費が2,000万円/1日、1年では5億円〜6億円かかり、すべてが日本国民からの税金で賄っている。しかも埋め立て地に軟弱地盤が見つかり、新たな工事のための手続きと予算が必要になっている。軟弱地盤の補強のためには県外からの土砂の移動が必要であり土砂に付着している外来種検査を含め、膨大な時間と経費が必要になっている。昨年度は1日に500〜600台の車両が出入りしていたが、今年は150台〜200台であり、その事実からも工事が遅れていることが確認できる。おそらく玉城知事は工事承認をしないため、13年とされている工期は伸びることが予想でき、総額では2兆5,600億円以上がこの工事につぎ込まれることになる。とのことでした。

 しかし、今のマスコミはこの事実を伝えておらず、一人でも多くの人に辺野古に来て事実を知っていただき、運動の輪を広げたい、現在の工事の進捗はわずか1.7%であり、工事差し止めにむけて共に頑張っていきたい、との熱い訴えがなされました。

辺野古漁協 ヘリ基地反対協議会前テントにて

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【左】テントの様子【中央】5682日テントでの監視行動は16年目【右】辺野古漁港に流れ込む辺野古川

 次に訪問したのが、キャンプシュワブの辺野古ゲートのすぐ近く、辺野古川が辺野古漁港へと流れ込む場所で監視活動を続けるテント前です。この湾はサンゴ礁の海であり湾内には白波がたちとても美しい海です。当初63カ所のボウリング調査が予定されていたが遂に調査を行うこともできず、現在ではキャンプシュワブ内からの工事が行われています。先のテントで説明があった軟弱地盤の補強工事について、現在の技術では不可能な工事であり、意味のない工事を続けていることが明らかとなっています。また、たとえ新基地を作ったとしても、予定されている滑走路の長さは1800mであり3500mの滑走路のある普天間基地の代替とはなりえず、海兵隊のグアム再編も予定されており、米軍としてはおそらく使用しない基地となることが予想できます。むしろ本来の目的は大浦湾の補強であり、直接米軍基地に物資の輸送が可能な港をつくり、琉球を米国のアジア太平洋戦略の最前線基地とすることが狙いなのではないか、との熱い訴えがありました。

【道の駅かでな】

 次に訪れたのが通称「安保の見える丘」「道の駅かでな」です。3階には嘉手納基地に関する資料館、屋上からは嘉手納飛行場が一望できます。

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【左】道の駅かでな【中央】3F展示室【右】屋上展望からの嘉手納基地

 嘉手納飛行場は3700m滑走路2本を有する極東最大の米軍基地であり、基地内には保育園から中学校までの学校、図書館、映画館、野球場、スーパーおよび地下シェルターなどの施設が完備しており、日本の思いやり予算で賄われています。飛行場で20?、弾薬庫26?でディズニーランド100個分の広さがあります。(嘉手納市、沖縄市、北谷町にまたがり、嘉手納市の8割は基地である。)

 戦前には鉄道も敷かれていたが全てが米軍により破壊され、終戦前に日本軍が作った飛行場を受け継ぐ形で嘉手納飛行場が建設されました。現在日本本土から多くの戦闘機が訓練のために嘉手納に飛んできています。ナパーム弾、クラスター爆弾を搭載した戦闘機が離発着を繰り返しており、おそらく核兵器の持ち込みもされているのではないかということで、日本の主権が及ばず「SACO合意」基地なき沖縄の実現が棚上げにされていることが伺えます。

 嘉手納基地は民間人の土地であり、7000人の地主に毎年91億円の経費を日本が支払われている。沖縄に駐留する約9,000人の米軍のために日本政府は毎年膨大な予算を支出し続けている。

コラム@ 沖縄の米軍基地

 沖縄県には、31の米軍専用施設があり、その総面積は1万8,609ヘクタール、本県の面積の約8%、人口の9割以上が居住する沖縄本島では約15%の面積を占めています。
 その規模は東京23区のうち13区を覆ってしまうほどの広大な面積です。 沖縄が本土に復帰した昭和47年(1972年)当時、全国の米軍専用施設面積に占める沖縄県の割合は約58.7%でしたが、本土では米軍基地の整理・縮小が沖縄県よりも進んだ結果、現在では、国土面積の約0.6%しかない沖縄県に、全国の米軍専用施設の約70.6%が集中しています。(平成29年1月1日現在)  また陸上だけではなく、沖縄県及びその周辺には、水域27カ所と空域20カ所が訓練区域として米軍管理下に置かれ、漁業への制限や航空経路への制限等があります。また、その規模は、水域が約54,938?で九州の約1.3倍、空域が約95,416?で北海道の約1.1倍の広大なものとなっています。

     沖縄県作成「沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q&A Book」より

【日本平和大会 開会集会】

 午後6時半からは豊見城中央公民館大ホールで開かれる開会集会に参加しました。  集会の前に駐車場にて配られたお弁当で腹ごしらえ。

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【左】玉城デニー沖縄県知事を中心とするオール沖縄来賓、【右】平和大会恒例の全国からの報告者の団結

 開会集会の来賓は6名。玉城デニー沖縄県知事、山川仁豊見城市長(無所属)、高良鉄美参議院議員(沖縄社会大衆党)、赤嶺政賢衆議院議員(日本共産党)、伊波洋一参議院議員(無所属)というオール沖縄政治家の面々、そして韓国からはオ・ヘェラン平和と統一を開く人々(SPARK)執行委員長でした。

 玉城知事からは10月31日の首里城焼失について、戦後ウチナーの象徴でもある首里城復興にむけた取り組みの紹介と復興への支援の訴えの後、2019年2月14日の沖縄県民投票において434,273票で示された県民の基地反対の民意の実現に向けた闘いの紹介と共闘の呼びかけがありました。とりわけ、軟弱地盤が確認された辺野古新基地建設の中止と現状復帰を求める沖縄の声実現のため、多くの人と手をつなぎ、民主主義の力を信じ闘っていきたいという力強いメッセージが送られたことは感動的でした。

 その他の来賓からも平和な沖縄を求めて、米軍基地閉鎖・返還、地位協定の見直しというオール沖縄としての闘いを進めている状況が紹介されました。韓国からのオ・ヘェラン氏からは非核平和のアジアの実現のためには、すべての軍事同盟の破棄と平和協定の締結が鍵であり、日韓における市民運動が団結しなければならいとのメッセージが送られました。

 主催者報告では、@米軍基地建設阻止、「建白書」実現めざす沖縄県民との連帯を全国で強め、必ず勝利しよう、A安倍9条改憲、「海外で戦争する国づくり」・日米軍事同盟強化をストップする市民と野党の共闘を、B非核平和の北東アジアと核兵器のない平和な世界実現をめざそう―被爆・戦後75年・安保条約発効60年の節目の年に(軍事同盟脱却する未来めざして)、の3点の報告がありました。

 その後に、宮城県みどりが丘保育園からは保育所への米軍機部品の落下事故を受けての署名活動についての取り組み、沖縄県実行委員会による「建白書」の取り組みや日米地位協定故の県内での事件・事故についての報告、宮古島からのミサイル基地いらない運動の報告、イージスアショアいらないという秋田県・山口県の会の報告、東京日野市連絡会からは横田基地におけるC130J無灯火夜間訓練およびオスプレイ訓練という違法な訓練実態の報告、広島からはヘリ護衛艦「かが」空母化阻止の運動の報告、防衛大いじめ人権侵害裁判の原告者からの勝利にむけた取り組みの報告、私は戦争に行きたくない(東京・高校生平和ゼミナール)の取り組みの報告と全国各地からの取り組みの報告がありました。

コラムA 沖縄県民の総意「建白書」とは?

 2013年1月28日、沖縄の41全市町村張・議会議長などが連名で、安倍首相に「建白書」を提出。「オスプレイ配備を直ちに撤回すること」「米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること」を求めました。これが沖縄県民の総意であり、団結の要です。   「2019年日本平和大会in沖縄」学習パンフレットより

 長い長い1日目が終わり、夜10時頃にホテルにチェックイン。ちょっとだけ沖縄のおいしいものをいただきました。

2.11月9日(土)

  国際シンポジウム 日韓市民の連帯で非核平和の北東アジアを―軍事同盟でない未来の選択

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「日本平和大会in沖縄」2日目スタートです。晴天です。  この日の午前中は豊見城市立中央公民館中ホールを会場とする「国際シンポジウム 日韓市民の連帯で非核平和の北東アジアを―軍事同盟でない未来の選択」に参加しました。 本日も晴天です。

 

【パネリスト@】オ・ヘェラン氏(韓国・平和と統一を開く人々(SPARK)執行委員長)

 ハノイでの米朝首脳会談の失敗で、朝鮮半島の非核化と平和協定締結の道に暗雲が漂っている。韓米同盟は、朝鮮半島の非核化及び平和協定締結と両立することできないので、一日も早く解体されなければならない。非核・平和の東アジアを構築するためには日本の軍事大国化と軍事的な対外膨張の企てを阻止しなければならない。安倍政権の進める「武力行使の新3要件」は平和憲法を無視し、「専守防衛」の原則を無意味化してしまった。朝鮮半島、韓国の領域で武力行使が可能となる道が開かれた。

 朝鮮半島の非核化と平和協定の締結、日本の軍国主義的な対外膨張政策の阻止は朝鮮半島の「平和と繁栄、統一」のためにも、日本が日帝時代の侵略戦争と植民地支配を反省し東アジアの国家と善隣平和関係を結び、名実ともに平常な国家として生まれ変わるためにも、一番重要な課題である。

 との力強いスピーチがありました。

【パネリストA】川田忠明氏(日本平和委員会 常任理事)

 非核平和の北東アジアの実現にむけては、非核化と平和(安全)をセットで段階的に進める必要がある。その点で2018年9月の南北首脳会談は平和と非核化をペアで合意していた点で画期的であった。真の実現のためには南北米中による平和協定の締結が必要になる。その上で日ロを含めた北東アジアの平和体制を確立し、軍事同盟を破棄してアジアにおける集団保障体制を確立することにより非核平和のアジアが実現される。

 ただし日本としてはまず核兵器禁止条約への参加が被爆国としての責務でもあるし、対話のための日朝国交回復も前提条件となる。

 日韓関係悪化の原因でもある徴用工問題に言及しておけば、日本は植民地朝鮮において朝鮮人民を奴隷状態で酷使した事実を含めてポツダム宣言を受諾しており、個人の請求を妨げるものではなく、実際に謝罪と補償を行ってきていることを改めて確認しておかなければならない。日韓の平和運動の連帯により非核平和のアジアを実現しましょう。

との報告がありました。

コラムB日米地位協定

 日米地位協定は、在日米軍による施設・区域の使用を認めた日米安全保障条約第6条を受けて、施設・区域の使用のあり方や日本における米軍の地位について定めた条約です。 具体的には、施設・区域の提供、米軍の管理権、日本国の租税等の適用除外、刑事裁判権、民事裁判権、日米両国の経費負担、日米合同委員会の設置等が定められています。

     沖縄県作成「沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q&A Book」より

【パネリストB】亀山統一氏(琉球大学農学部/日本科学者会議平和問題研究所研究委員長)

 基地の島オキナワは、元々は戦中に日本軍により建設された基地であり、それを米軍の支配下で拡大・強化されてきたものである。したがって沖縄の基地問題の解決とは戦後処理を行うということであり、冷戦構造を終わらせることにあるといえる。しかし、沖縄返還、冷戦後においても新ガイドラインとSACOにより日本の基地は存続・強化されてきた。しかし復帰により、沖縄に表面上はNBC兵器の配備ができなくなり、密約が登場する。日米地位協定と密約を含む日米合意が日米同盟体制をつくっており、これ故に「オール沖縄」の意義が確認され続けている。その入口は新基地反対であるが出口は基地のない沖縄となる。私たちは沖縄の闘いに共闘して闘おう。

  との報告がありました。

コラムC SACO

 SACOとは、Special Action Committee on Okinawa(沖縄に関する特別行動委員会)の略であり、沖縄に所在する米軍施設・区域にかかわる諸課題に関し協議することを目的として、平成7年、日米両国政府によって設置されました。 日米両国政府は、沖縄県民の方々の御負担を軽減し、それにより日米同盟関係を強化するために、SACOのプロセスに着手し、平成8年12月に最終報告がとりまとめられました。 最終報告では、土地の返還、訓練及び運用の方法の調整、地位協定の適用の改善、についてまとめられている。      防衛省ホームページより

【ディスカッションから】

 会場からの質問・意見として、韓米同盟について、徴用工について、拉致問題について、辺野古新基地建設について、韓国における非核・平和を求める取り組みについて、教科書問題について、被爆伝承者の取り組み等がだされました。これらに対してパネリストからはこれまで勝ちとってきた経験をふまえ、軍事同盟ではなく平和的協議により問題解決に取り組むことの重要性が語られました。とりわけ現在話題となっている徴用工問題について、個人への補償の問題については、国の責任ではなく企業・団体の責任で補償をすることは政府間協定に反するものではなく、被害者への謝罪と補償は当然なされるべきであると複数の方から発言があったことは印象的でした。

 まとめの発言として、オ・ヘェラン氏から、今回のフォーラムでの発表や発言は全て朝鮮半島における平和運動と関係しており共同した取り組みを進めていくことの意義について改めて確信し、軍事同盟を廃棄し非核平和を進めていきたいと感じた。また徴用工問題については個人の補償への請求権は解決しておらず、植民地支配の問題点についても触れられておらず、帰国した被爆者補償もなされておらず、継続した闘いが必要である。との発言がありました。

川田氏からは、日韓問題については広く国民に知らせていくべきであるし、個人の思いを受け止め運動につなげていく必要があり、日韓両国市民の相互理解を促進し、自国の運動の発展が最大の連帯を強めることであると、また被爆75年の2020年には両国被爆者運動の連帯を、との呼びかけがありました。亀山氏からは大学での軍事研究の実態や兵器見本市が開催されている実態、そして辺野古埋め立てに関する沖縄県の関与取消訴訟についての説明があり、政府による地方自治、基本的人権への攻撃跳ね返し、憲法を守り、様々な戦いに必ず勝利して、民主主義国家として、平和共存の外交、持続可能な社会の建設を進めよう!との訴えがありました。

【閉会集会、そして市内パレード】

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 閉会集会は城岳公園が会場で、午前中の各分科会を終えた参加者が集まりました。今年度の日本平和大会の参加者は1,100名、首里城火災復興カンパは611,274円集まったとの報告がありました。辺野古については完成の見通しはなく、完成後に陥没が起こるような基地をつくらせないこと、安倍を退陣させ基地をつくらせない闘いを強めること、米軍事故の温床となっている日米地位協定見直しのチャンスが到来していること、日韓関係を克服し東アジアの平和の道筋を確認できたこと、軍事同盟を廃止し新たな運動の高揚を!沖縄県実行委員の皆様への感謝、という総括が報告されました。

 以前はデモと呼んでいましたが、開催要項によると「パレード」という名称に若干の違和感を感じつつ、城岳公園〜てんぶす那覇〜国際通り〜県民広場前と、これまたシュプレヒコールというよりは「コール」で、「辺野古に基地はいらない!」「宮古島にも基地はいらない!」「憲法9条を守ろう」「地位協定を見直そう」と連呼しながら、パレードを行いました。デモ隊に対する沿道からの温かい笑顔と賛同のジェスチャーがとても印象的でした。

 そして一休みして、京都代表団交流会へ。泡盛を片手に来年ニューヨークで開催される大会への意欲を若干示してみた私です。

 

3.11月10日(日)

 最終日はオプショナルツアーで晴天の下、嘉手納、北谷、普天間、那覇をめぐりました。

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1945年4月1日、米軍上陸地点の碑 とてもきれいな海岸が続いているところ。サーファーのお兄さんたちがゆったりと波乗りしていました。<北谷町>

コラムD米軍上陸地モニュメント碑文

 1945年4月1日に米軍は、海面を黒く覆い尽くす戦艦・巡洋艦・駆逐艦・砲艦計219隻から山の原形を破壊する程に熾烈な艦砲射撃後、北谷西海岸から上陸した。日本で唯一の悲惨な地上戦は、一般住民をも巻き込み沖縄県全土で20万余の尊い人命を奪い去った。 私たちは、沖縄戦の体験と実相から、戦争の不条理と残酷さを正しく次代に伝え、平和の理念として戦争につながる一切の行為を否定する。そして、平和憲法の人間尊重の精神に立脚した未来永劫の平和な北谷町の建設を図るため、沖縄戦の風化を許さない歴史的礎として、米軍上陸地碑をここに建造する。

          1991年4月1日 北谷町長 島袋雅夫

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 普天間基地 日曜日ということもあり、ガードマンもおらず、ゲートは閉じていました。ズラリとならんだオスプレイの列。そういえば初日に飛んでいるオスプレイをバスの窓から見たことを思い出しました。いらないですね、こんなもの!

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【左】嘉数台公園【中央】陣地壕【右】公園からの普天間基地

 1945年4月1日、沖縄本島の中部西海岸から上陸し、南下した米軍は、嘉数を中心とした戦線で、待ち構えた日本軍と最初の大規模な戦闘をはじめます。先頭の末に、日本軍は撤退し戦線は浦添・西原・首里そして南部方面へと移りました。嘉数住民はテラガマ、チチフチャーガマなどの洞窟に避難していました。日米両軍の先頭がはじまる前に、南部方面へ避難した人と嘉数に残った人がいましたが、いずれも戦闘に巻き込まれ、住民の半数以上が亡くなりました。

 嘉数周辺と本公園には、住民が避難した洞窟や日本兵が利用した「ミーガー」、戦闘で使用された「トーチカ」、戦闘を物語る「弾痕の塀」、沖縄戦で亡くなった嘉数住民の「嘉数の塔」、戦死した京都出身者の「京都の塔」などの慰霊碑が多数点在しています。(公園入口の説明文より)

 

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不屈館

 沖縄の祖国復帰と平和な社会の実現をめざして命がけで戦った、瀬永亀次郎(元衆議院議員)が残した膨大な資料を中心に、沖縄の闘いを後世に伝えようと設立された資料館。

 見学の中では瀬永亀次郎紹介ビデオを2本見ることができました。ご本人の不屈の闘争はもちろんですが、妻フミさんの生き方、力強さに感動しました。そしてビデオで流れていたネーネーズの「教えてよ、カメジロー」の歌声が耳に残っています。

 この資料館は瀬永亀次郎個人のメモリアル館のみではなく、現在に至る沖縄の闘いを紹介しているところが特色です。また全国の友の会の会員がお金を出し合い、運営を支えている点でも、闘いの結節点の役割を果たしています。もっと広い場所で総合的な沖縄闘争の資料館に発展させたい、と決意を語られた館長(瀬永亀次郎の次女)内村千尋さん、応援したいです。

 少しでも運動の足しになればとTシャツ2枚、図録3冊を購入しました。

 

4.そして一歩を踏み出すために

 今回の日本平和大会in沖縄に参加して本当に多くのことを学ぶことができました。参加できたことに感謝します。「知は力」だと実感した旅でもありました。何となく知っているつもりでも、その土地とその土地で闘っている人々に触れることで、今までの無知を恥じ入りもしました。

沖縄の人びとにとって、ぼんやり平和をむさぼることが夢なのかもしれません。(子供への「将来何がしたい?」との問いかけに「ぼんやりしていたい」との答えは、こういうことかもしれません。)

 そして、平和は闘いとるものだと改めて感じました。

沖縄の、日本の、そして世界の平和のためにますます学び、そして、学んだことを周囲に伝える行動に踏み出したいと思っています。思うのみでなく、まず伝えるために報告書を書きました。そして様々な団体の運動と連帯して平和を勝ち取っていきたいと思います。

 

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米軍基地なくそうの運動をもっと大きく!

    「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2019」開催!

 米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2019」が10日開かれ、約700人が 参加し成功しました。現地のたたかいから生まれた「「あの人と」という曲など 「平和のうたごえメドレー」で集会がスタート。「憂う会」の永井友昭事務局長が、 今年7月、米軍が国道側に小銃を向けて戦闘訓練をおこなったことなど、最近の 基地の問題について報告。「米軍基地いらない京都府民の会」の片岡明事務局長 (京都平和委員会理事長)は、この小さな基地が大きく変化していること、米軍の 広報に「防衛の第一線」とあるように米軍は本気であることなど指摘。米軍基地内 でおこなわれた戦闘訓練について実弾も空砲も使っていないから大丈夫、とかいう のではなく、フェンス一枚の向こうでは戦争の体制に入っているということ。米軍基地をなくそうという運動をもっと大きくすることが大切だと発言しました。
政党からは立憲民主党、日本共産党、社会民主党、新社会党から挨拶がありました。 集会にはイージスアショアの問題に取り組む秋田と山口からなどメッセージが届きま した。そして「舞鶴の海上自衛隊が中学生に機関砲の模擬射撃をさせた」件で、 舞教組から緊急報告がされました。集会後は、「平和な丹後を子供たちに残そう」 「住民の安全・安心を守ろう」「地位協定を抜本的に見直せ」などとコールしながら、 市内を行進しました。

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【本文は京都平和委員会のFacebookより、画像は浜田府議の投稿から拝借しました】

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美しい自然景観と古代から息づく暮し、その京丹後経が岬に米軍基地が建設されてから約5年。今年も「いらんちゃフェスタin丹後2019」が11月10日に京丹後市・峰山で開催されます。

 

 【会場】丹後文化会館(京丹後市峰山)

  【日時】2019年11月10日(日) 

  【日程】12:15 開場、13:20 FESTA スタート、集会後パレード

 ==>宣伝チラシ

  *集会への賛同のお願い

     「いらんちゃフェスタ」の成功にむけ、各団体・個人の賛同をお願いします−−−賛同はこちら

  *集会場への貸切バス運行について−−−ご案内はこちら(料金は一人往復4000円) 

   主催  米軍基地建設を憂う宇川有志の会/米軍基地反対丹後連絡会

  協賛  米軍基地いらない京都府民の会/米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会      

      止めよう!経ヶ岬の米軍レーダー・危険な戦争準備を許さない緊急京都府民の会

 

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あなたも参加しませんか!2019年日本平和大会IN OKINAWA 11月8〜10日

米軍基地も軍事同盟もない、憲法が輝く平和な日本をめざして!!

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【主な大会日程】※右の画像から日本平和委員会のページへ

 ○11月8日(金)− 辺野古ゲート前・座り込み行動 

        開会集会(豊見城公民館)

 ○11月9日(土)−シンポ・分科会・閉会集会・パレード

        (夜)京都代表団交流会

 ○11月10日(日)−京都のオプショナル企画

        嘉手納道の駅、普天間基地、不屈館など

 

【京都代表の日程詳細】

  (往路)集合時間:11月8日(金)、AM7:00

    −集合場所:伊丹空港1階ロビー(南ターミナル)、飛行機ANA763伊丹8:15発−那覇10:30着

  (復路)11月10日(日)、那覇空港17:30発--伊丹19:25着、飛行機ANA770集合場所は追って連絡

【参加費】◆大会分担金8、500円 (被爆者・障害者・高校生割引有り)◆京都代表団分担金1500円       ◆航空券(往復)45、000円 ◆宿泊2泊(朝食少々)17、000円 ◆交流会(9日夜)費2、500円 ◆特別企画バス代金4、500円−−基本参加費合計79、000円               (その他、空港まで交通費や食費・沖縄内 移動などの費用がかかります)

 参加申込書はこちら  ※ 申込み締切は10月16日(水)、その後はキャンセル料がかかります

 ⇒チラシはこちら

 日本平和大会京都実行委員会−(連絡先)京都平和委員会安保破棄京都実行委員会                 /TEL.075-811-3203、FAX.075-811-3213 

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経ヶ岬米軍Xバンドレーダー基地、福知山自衛隊駐屯地(米軍射撃訓練)−京都平和委員会Facebook(2/1)より

 北部平和ツアー(3月3日)を実施します!

                       主催:乙訓平和委員会、共催:京都平和委員会

 乙訓平和員会が「北部平和ツアー」というバスツアーを企画しました。 丹後の米軍基地をまだみたことがない、一人で行ってもよくわからな かった、という方におすすめの安全な格安ツアーです。日時:3月3日(日)8:00 集合 18:00 解散(予定)、 集合・解散場所:阪急「西山天王山」駅前バス乗り場付近、 参加費:大人(31 歳以上)3,000 円、青年(30 歳以下)1,000 円です。 お申し込みは参加者全員のお名前と年齢、連絡先を記入したメールで、 または申込書に記入の上 FAX でお願いします。締め切りは2月15日(金) ですが、先着で定員40人に達し次第締め切りとします。事前学習会は 2月24日(日)10時から12時に地労協会議室で開きます。
お問い合わせは乙訓平和委員会(米重)までとなっております。==>申込書はこちら

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新年のご挨拶

                             京都平和委員会会長 岡田 英樹

会員・読者のみなさん、明けましておめでとうございます。

 昨年は「明治150年」ということで、さまざまな論評がなされました。幕藩体制を倒して、近代国家創出に努力した明治維新は、天皇制国家のもとでのアジア侵略へとつながり、全面的な敗北を迎えました。後半は、その反省の上に出発し、平和と民主主義を目指した歩みと捉えられるでしょう。 

 この150年の節目は、安倍内閣によって迎えることになりました。安倍晋三氏は、わたしより10歳若く、「戦後生まれ」の、「最年少」首相として、2006年に華々しくその座に就きました。しかし、07年の参議院選挙の敗北と持病のため1年間で退陣に追い込まれます。12年9月の自民党総裁選挙で返り咲いた安倍は、同年12月の衆議院選挙で勝利し、第二次安倍内閣を発足させ、翌年の参議院選挙で与党が過半数を獲得、「ねじれ国会」を解消させます。爾来、昨年の総裁選挙で3期目の総裁に選ばれ、7年間(第一次を加えると8年間)の長期政権を維持しています。

  この間、安倍内閣の下で行なわれた罪業を列記すると、教育基本法の改悪、防衛庁を「省」へ昇格(06年)、辺野古埋め立て申請承認(仲井真知事)、特定秘密保護法案(13年)、武器輸出三原則撤廃、集団的自衛権行使容認の閣議決定(14年)、安全保障関連法案(15年)、組織犯罪処罰法改悪(共謀罪)(17年)などがあげられます。

 安倍首相は「戦後レジームからの脱却」をよく口にします。「明治150年」の後期――国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調を柱とする日本国憲法のレジームを打ち壊し、軍事力を背景としたアジア支配を理想とする国家づくり――これを纐纈厚明治大学教授は「戦前レジームへの回帰」と呼んでいます――を目指すものです。8年かけて悪法を築き上げてきた安倍首相が最後に狙うのはこの本丸・憲法改定です。

  昨年12月10日に幕を閉じた臨時国会において、安倍首相が公言していた国民投票改正案の成立も、自民党「改憲四項目」の憲法審査会への提示も失敗に終わりました。国会周辺で、また全国津々浦々で、繰り返し押し寄せる波のような「憲法改悪反対」の市民行動と野党の結束がもたらした成果であるといえるでしょう。安倍首相が描く「改憲」へのシナリオは大きく崩れました。

 今年は、4月の統一地方選挙、夏の参議院選挙と大きな政治課題が控えています。この間に培われてきた市民運動の広がりを土台として、安倍政権に反対する人びとを結集できる野党の共通する政策作りが実現すれば、「改憲勢力」を過半数割れに追い込むことは可能だと思います。二の丸、三の丸にひびが入れられても、本丸さえ守り切れば、「戦後レジーム」の恢復と強靭化は展望が開かれるでしょう。

 京都平和委員会の皆さん、「オール沖縄」の不屈の闘いに学びつつ、安倍内閣を退陣に追い込む運動にご参加いただけるようお願いします。京平と地域平和委員会の事務局体制を補強し、新しい仲間を迎え入れるため奮闘しましょう。

                                  [平和新聞京都版(2189号)1月5日より]

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「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2018」(11/4)京丹後市で開催!700名が参加!

  「危険な米軍基地はいらない」をコールし、市民にアピール!

 

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       <集会後の市内行進で市民にアピールする参加者(左側、片岡理事長)>

 京都府京丹後市に配備された米軍Xバンドレーダー基地の撤去を求める「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2018」が4日、同市の丹後文化会館で開かれました。 基地がある同市丹後町宇川地区の住民でつくる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」と「米軍基地反対丹後連絡会」が主催し、約700人が参加しました。

 「宇川有志の会」の永井友昭事務局長は、今年5月、米軍がドクターヘリ運航のための停波に応じず、負傷者の搬送が17分間遅れた問題などについて報告。京都府が防衛省と合意した文書では「米軍は停波要請があれば速やかにレーダーを停波する」としていますが、実際には例外を認める日米合同委員会の「密約」があるのではないかと指摘しました。 集会に協賛した「米軍基地いらない京都府民の会」の片岡明事務局長(京都平和委員会事務局長)は「米軍の軍事行動のほうが住民の命より優先されるという姿が府民の前にあらためて浮き彫りになりました。自治体・行政は「安全保障」を「国のこと」とせず、住民目線で住民の「安全・安心」を守り抜くとここそが求められる。基地は撤廃しかありません。」と報告しました。 集会の最後に、シンガーソングライターの川口真由美さんが、沖縄と連帯し基地に反対する想いを歌いました。 集会後は、「平和な丹後を子供たちに残そう」「住民の安全・安心を守ろう」「危険な米軍基地はいらない」などとコールしながら、市内を行進しました。

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        <会場でアピールする参加者(左)と川口真由美さんと歌う仲間(右)>

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京都平和委員会主催映画上映会のお知らせ

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シリアスだからコミカルに! さらに問いかける

    在日米軍は世界の戦場に出張ばかり?そこで何してるの?

オキナワでも不条理ばかり そこには希望はあるの?

    本当の「思いやり」をもって生きる人々の声を聴きたい!

出演 : 横井久美子(歌手)、松元ヒロ(コメディアン)、

    前泊博盛(沖縄国際大学教授)ほか全国の思いやりのあるみなさん

監督 : リラン・バークレー

日時 : 6月9日(土)、10時開場、10時20分上映開始

会場 : ラボール京都地下南会議室

参加費 : 500円、但し、ブックレット(頒価1部600円)購入の方は800円

      ※学生・障害者、被爆者の方は100円割引

  ○映画上映終了後、午後1時30分より京都平和委員会2018年度定期総会を開催します。

  【主催】京都平和委員会 連絡先 : 075−811−3203(京都原水協内)

 

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京都平和委員会が後援する映画上映会&トークイベントのお知らせ     

 憲法を武器として−恵庭事件                  

       知られざる50年目の真実        

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■1962年(昭和37年)12月11、12日陸上自衛隊島松演習場で起きた「恵庭事件」。自衛隊が憲法違反であると争われた著名な「恵庭事件」の判決から50年が経ちました。苫小牧出身で事件当時高校生であった稲塚秀幸監督が、50年を記念して昨年ドュキュメント「恵庭事件」を制作しました。北海道をはじめ全国で上映が計画されています。安倍9条改憲No!の 3000万署名を推進するうえで、自衛隊の実態、そしてどのような違憲性が問われたのかを学ぶには非常に役に立つ映画です。

 ■日時:2018年5月2日(水)

     14:30〜16:20(1回目上映)

     16:30〜17:50(ゲスト対談) 稲塚秀孝氏(監督) × 内藤功氏(弁護士)

     18:00〜19:50(2回目上映) 

 ■会場:立命館大学衣笠キャンパス創思館1階、カンファレンスルーム 

 ■主催:立命館大学国際平和ミュージアム平和教育研究センター

     (問い合わせ)立命館大学国際平和ミュージアム 075-465-8151 

 ■後援:京都平和委員会

  ===>案内チラシはこちら

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新年のご挨拶

                              京都平和委員会会長 岡田英樹

  二〇一八年、新春のご挨拶を申し上げます。今年は、国会での憲法九条の改憲発議を許さない闘いが正念場を迎えることになるでしょう。昨年一〇月の総選挙では、二〇一五年の戦争法(安保法制)に反対する広範な市民を軸とした運動の中で築き上げられてきた、市民と野党の共闘にくさびが打ち込まれ、逆流のなかでの選挙戦となりました。その結果、自公の議席は三分の二を超え、改憲を支持する与党補完勢力を合わせると、衆議院議席の八割を占める勢力図となります。今年の通常国会で、安倍内閣が改憲発議を行なうことは十分考えられるところです。

 第九条の、戦争と「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とした第一項、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とした第二項は、世界に誇りうる平和憲法であり、何としても守らなければなりません。それとともに、この条文の冒頭に示された「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」の意味をかみしめる必要があります。これは憲法前文に書かれた「われらは、平和を維持し専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」との一文とも呼応して、国際平和を実現するために努力することをわたしたちの責務としているのです。現在、世界各地で戦火は絶えることなく、紛争の火種もあまた存在しています。しかし日本国憲法は、それらを武力による威嚇や、行使によって解決するのではなく、平和を愛する諸国民を信頼して、話し合いで解決することを求めています。

 五年に及ぶ安倍政権が進めてきたのは、外交努力による国際平和構築の努力を放棄し、武力による解決、すなわち「戦争できる国づくり」の一本道でした。特定秘密保護法や「共謀罪」の制定、そして何よりも、海外での武力行使、集団的自衛権を容認する「戦争法」の強行採決などは、憲法九条の理念を法制度によって崩壊させようとするものでした。米空母艦隊との共同訓練や、戦略爆撃機B1Bの航空自衛隊機による護衛などは、この「戦争法」の具現化です。防衛費は増大し、F35戦闘機、オスプレイの購入は決定され、イージス・アショアや長距離巡航ミサイル導入も検討されています。米軍と装備を一体化し、共同して戦える自衛隊づくりが進んでいます。

○対等な朝米交渉を求めて、核ミサイル開発に狂奔する北朝鮮に対しては、トランプ政権に働きかけて無条件の対話を要求する、○国連で決議された核兵器禁止条約に調印し、核兵器廃絶の先頭に立つ、○膨大な軍事費を削減して豊かな国民生活を保障する、○沖縄をはじめとする在日米軍基地を撤去する、こうした方向こそが、「国際社会において、名誉ある地位を占め」る道筋であろうと思います。 「戦争できる国づくり」か「世界平和を実現できる国づくり」か、京都平和委員会は、胸を張って憲法改悪を許さない運動の一環を担う一年にしたいと思います。   

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<岩国市内を行進する京都の代表(平和新聞京都版1月5日号より)>

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「危険な米軍基地いらない」の声が丹後の街に!

          「いらんちゃフェスタin丹後2017」開催、650名が参加

 

「米軍基地反対丹後連絡会」と「米軍基地建設を憂う宇川有志の会(以下「憂う会」)」が主催し、「米軍Xバンドレーダー基地反対 近畿連絡会」と「米軍基地いらない 京都府民の会(以下「府民の会」)」が協賛し、合計80の団体個人の賛同を得て2017年11月5日(日)に「いらんちゃフェスタin丹後2017」が京都府京丹後市の峰山町にある丹後文化会館で開催され、約650人の参加者で成功しました。オープニングは和太鼓やうたごえがあり、物産展では地元の農産物など多彩な催しとなりました。集会後のピースウォークは峰山の中心街を元気よく練り歩きました。

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  <危険な米軍基地はいらない!と訴え行進する参加者>

アメリカの属国となっている実態をきびしく批判−前泊博盛さん講演

 メインの講演は前泊博盛さん(沖縄国際大学大学院教授 元琉球新報論説委員長)が、「北朝鮮問題と日米地位協定の課題と処方箋」というタイムリーなテーマで、ユーモアを交えて分かりやすくお話されました。オスプレイや大型ヘリ墜落など度重なる米軍の事件事故の対応で国の面目をつぶされても『遺憾』としかいえない、そうしたアメリカの属国となっている実態を強く批判しました。また、「日米安保と地位協定に関する基礎検定」という資料を示し、「問@:米軍基地を抱えている都道府県数は?」とか、「問A:日本に米軍基地はいくつありますか?」などのほか、データを調べないとわからないような設問もありましたが、基本的に理解しておくべき内容が紹介されました。

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<会場前の立て看板(左)と講演する前泊博盛さん(中央)、発言する「府民の会」の梶川憲さん(右)>

住民の命を守る自治体とは国の横暴にノー!を言ってこそ−「府民の会」の梶川さん

 「府民の会」の代表委員のひとりである京都総評議長の梶川さんは、福知山での実弾射撃訓練への移動中の事故のおそれなどに触れ、「京都府が自治体と連携して声をあげなければならない。憲法を生かし住民の命を守る自治体とは、国の横暴にノーと言ってこそだ。」と訴えました。

 

  米軍レーダー基地設置に反対する取り組みとしてスタートした「いらんちゃフェスタ」は今回で4回目となりましたが、隣り合わせにある自衛隊基地の変化も含め米軍レーダー基地の建設からの動きを「憂う会」が20分のスライドショーにまとめたDVDを1000円で販売していました。

 

バス車内では参加者が基地の実態と運動を交流

 「府民の会」のバスで参加したみなさんは車内で学習・交流をしながら、日米双方で基地機能が強化されている実態や米軍レーダー基地関係者による交通事故が52件にも及ぶこと、福知山にある自衛隊射撃場が「二つ目の米軍基地」にされたことなど、米軍基地が「転移・増殖」している実態や、ミサイル着弾を想定した訓練を自衛隊、警察を中心に京都府がおこなったことなど学び合いました。「このまま戦争になるのか」「ここは大丈夫か」といった住民の不安の声が高まるなか、「住民の安全安心」を守るべき自治体の姿勢が問われています。北東アジアの非核化・安心できる安全保障をもとめ国に働きかけをする知事を誕生させようと来年の知事選挙に向けた取り組みにもつないでいきます。

 

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2017日本平和大会in岩国(10月28日〜29日)が開催

  日米軍事一体化、9条改憲ノー!をよびかけ、各地の運動を交流

 総選挙が終わり、安倍政権が9条改憲をさらに進めようとしている情勢の下、日米軍事同盟の再編 強化が急ピッチですすむ岩国基地を抱える山口県において2017年日本平和大会が開催され、全国から1100名、京都から丹後の青年を含む19名の代表が参加した。

2017_open_01 2017_iwayg_01<開会集会[左図]とピースパレードで先頭を歩く京都の青年学生部−中央左から植本さん、南さん、山崎さん[右図]>

[開会集会:10月28日(土)]国内外の代表挨拶と運動の交流

 1日目の開会集会は防府市の公会堂ホールで始まった。主催者として長尾ゆり全労連副議長は「米軍基地の実態を学び、軍事同盟を なくす展望を語り合おう」とよびかけた。続いて来賓あいさつとして「市民連合@山口」の呼びかけ人で弁護士の松田弘子さんから立憲 主義意識の浸透、山口県総がかり行動実行委員会共同代表、児童文学作家の那須正幹さんが子供たちに二度と戦争の苦しみを経験 させない、黙っていてはいけない、と訴えた。さらに韓国の参与連帯のパク・チョンウンさんは北東アジアには核兵器 禁止条約が必要であり、韓国と日本の市民社会が立ちあがるよう、訴えた。続いて文化企画で国鉄ナッパーズの迫力あるうたごえが あった後、フリージャーナリストの西谷文和さんが南スーダンへの自衛隊派遣の実態、シリアの戦場の実態を報告。元自衛隊員 でベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(平和を求める元自衛官と市民の会)副代表の形川(なりかわ)健一さんは対談形式で発言し、 軍隊ではない自衛隊は国際援助等の活動に特化すべき、と訴えた。続いて岩国や沖縄、厚木等、全国の基地機能強化の実態とこれに反対する運動の経験が報告された後、『ザ・思いやり』でコミカルに 在日米軍を問いかけた映画監督リラン・バークレーさんが登壇。自ら基地に入り、米兵らと対話した映像『岩国基地レポート』を紹介し、岩国基地の 拡大と機能強化を告発した。さらに来年選挙をひかえる稲嶺進名護市長からビデオメッセージが紹介され、最後にSingOutをおこない、開会集会は終了した。なお当日は同じ宿舎となった沖縄、北海道からの参加者と夕食交流会をおこない、貴重な経験交流の場となった。

2017_iwakata_01 2017_banq_01<ピースパレードをおこなう京都の代表[左図]と夕食交流会でアピールする青年学生[右図]>

[シンポジウム、分科会、動く分科会、閉会集会とピースパレード:10月29日(日)]

 翌日は会場を岩国に移し、シンポジウムや分科会等、8つの会場に分れて討論がおこなわれた。特に韓国・参与連帯の パクさん、日本平和委員会の川田忠明さんが参加した国際交流シンポジウムでは、危機回避のためには直接の対話が必要、朝鮮半島 非核化のために核兵器禁止条約で迫ること等、活発な討論がおこなわれた。また第1分科会では「憲法9条守れ、戦争法廃止、自衛 隊を戦場に送るな」をテーマに、歴史学者、前山口大学副学長の纐纈厚さんが「安倍政権の本質と戦争国家化の現段階」と題して講演 がおこなわれ、各地から「戦争の拠点にはさせない」との報告がなされた。

 午後からは会場を岩国市役所前広場に移して閉会集会がおこなわれた。最初に「意義あり!『基地との共存』市民行動実行 委員会」の代表、岡村寛さんから岩国基地への艦載機移駐が始まり、基地機能の強化に地元住民も反対していることが報告され、 山口県高教組の河村敬子さんからは学校周辺に思いやり予算による米軍住宅が建設され、生徒の安全に対する不安が訴えられた。 また沖縄からは名護市長選の支援の訴え、韓国・参与連帯のパク・チョンウンさんから連帯のあいさつ、安保破棄中央実行委員会の 東森英男事務局の閉会挨拶がおこなわれた後、JR岩国駅までピースパレードで市民にアピールし、平和大会は終了した。「2017年日本平和大会in岩国」への参加により、沖縄、岩国等、各地のたたかいとの交流ができました。これを力に、11月5日の 「いらんちゃフェスタin丹後」につないでいきましょう。

2017_berk_012017_berk_022017_berk_03<開会集会で紹介されたバークレーさんの『岩国レポート』の1場面 >

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改憲NO!、被爆国にふさわしく核兵器廃絶条約に署名する政府を!

 京都平和委員会第2回(拡大)常任理事会(10月7日)が開催されました 

 

 安倍首相の「疑惑隠し解散」強行、総選挙という急展開する情勢の中、6日には核兵器の廃絶をめざす国際NGO−ICAN (核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞のニュースが飛び込み、激動の年にふさわしい会議となりました。 加えて今回の常任理事会にはかもがわ出版の編集長として、全国をかけめぐり、様々な視点から平和問題にアプローチ、京都平和委員会の理事でもある 松竹伸幸さんが出席され、熱気に満ちた会議となりました。

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<左:会議全景、右:左から平さん、松竹さん、田中さん>

 冒頭、岡田会長から挨拶があり、希望の党の出現と民進党の崩壊という急激な展開の中で、市民運動の流れは確実に 生きていること、さらにICANの受賞は情勢を切り開く大きな契機になることが強調された。続いて片岡理事長から 当面のたたかいとして、日本の命運をかけた総選挙において「安倍9条改憲No!」と「ヒバクシャ国際署名」、「いのち の署名」等を通じて幅広い層との対話が重要であること、そうした運動の中で「2017年日本平和大会in岩国」や「いら んちゃフェスタin丹後」「関西ブロック会議(11/25〜26)」の成功を訴えた。さらに米軍基地問題では福知山での4回目 の米軍実弾射撃訓練の実施、京丹後における交通事故等の現状が報告され、これまでの状況報告として「現地からのレ ポート」が平和新聞10月の特集記事に掲載されることが紹介されました。続いて組織・財政について自主目標800人をめ ざして、そのテンポと体制づくりが提案された。

 続く討論では、ICANのノーベル平和賞受賞に関連して、被爆2・3世の会の平さん京都原水協の小杉さんより、日本原水爆被害者 協議会(日本被団協)に受賞の可能性があった、その背景には朝鮮半島の情勢に対する危機感があったこと、選挙の中で平和友好組織の 宣伝行動で訴えていきたいとの発言があった。さらに安倍9条改憲について松竹理事より、今年刊行予定の新刊書を紹介しながら、現在の 自衛隊加憲や専守防衛に対する世論の動向が紹介され、9条を活かした安全保障政策、平和外交と矛盾しない防衛政策=抑止力に代わる 政策の必要性が強調された。関連して立命館の太田さんから、市民から見えてない自衛隊があり、3.11のドキュメンタリー映画「抱く(HUG)」を例に出し ながら、誰も殺させないという感覚を自分の事として考えられるようなアプローチの必要性が発言され、松竹さんからも日本平和委員 会の代表理事、内藤功氏の著書『憲法9条裁判闘争史(かもがわ出版)』にある「我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る」のフレーズが 紹介され、自衛隊員の命と人権を守る視点の重要性が確認されました。討論はさらにアジアにおける日本の立ち位置、核兵器禁止条約を 推進した外交−平和外交のリアリティと日本の外交の実態、私たちのめざす平和等、活発な意見が交わされました。

 続いて片岡理事長より組織・財政について、1000名を超える組織で何ができるか、「平和を生き方として語れる会員」、「入会 して何をするのか」等の問題提起、さらに青年学生部に関連して「思っていても行動できない」青年の実態と対話の工夫等が提起さ れました。

 *ICANのノーベル平和賞受賞に関して京都「被爆2世・3世の会」がメッセージを出しています

 *松竹さんがご自身のページ「編集長の冒険」で会議後の懇親会も含め、内容のエッセンスをアップされてます。  こちらもご覧ください。

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STOP!戦争への道!あなたも参加しませんか!

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<この画像をクリックすると日本平和委員会のページへ移動できます>

 米軍岩国基地は米空母艦載機移転でアジア最大の基地に!沖縄・岩国・全国の基地のNO! 

憲法守れ!「戦争する国づくり」許すな!全国のたたかいに学び交流する平和大会に京都から山口・岩国へ!

  あなたの参加をよびかけます!

【事前学習会&結団式】10月20日(金)、18:30〜、ラボール京都4階第10会議室

 京都代表団の詳しい日程及び参加申込はこちらへ

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「自衛隊員の命と人権を考える京都の会」主催

  「今 自衛隊をどうする?」 小西 誠さん(軍事ジャーナリスト)

 安倍政権の朝鮮半島の危機を利用した「疑惑隠し解散」が強行される中、10月1日(日)、「自衛隊の命と人権を守る京都の会」が主催する講演会が開催された。講師は元航空生徒隊、軍事ジャーナリストで「米兵・自衛官人権ホットライ ン」を立ち上げ、自衛官の人権相談活動をおこなっている小西誠さんです。

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  <講演する小西さん−篠原さん(安保破棄京都実行委員会)のFacebookより>

 ○メディアが報道しない自衛隊の先島−南西諸島配備の実態

 講演会は2部構成になっており、第1部では与那国島、宮古島、奄美大島への−沿岸監視隊、ミサイル部隊の配備、 弾薬庫や空港利用、さらに沖縄本島において自衛隊の増強(2016年で8050名)、水陸機動団(海兵隊の自衛隊版)の米軍 基地(キャンプ・ハンセン)への配備計画等、南西重視戦略に基づく兵力増強が報告された。次にアメリカ国防省の エアーシーバトル構想(対中国抑止戦略)、オフショア・コントロール構想(対中国海上封鎖)等が紹介され、島嶼 防衛戦となって南西諸島が戦場となる危険性が指摘された。そして防衛省による島嶼防衛作戦の詳細な実態と東シナ 海戦争の危機が強調された。

 続いて、主催者である「自衛隊員の命と人権を守る京都の会」から岩佐英夫弁護士が挨拶し、北朝鮮問題は冷戦構造 が残っているということであり、日本の責任を明確にする必要がある。日米軍事同盟の強化は北の軍拡を阻止できず、国連で煽っている のは安倍首相だけあり、安倍改憲阻止の市民アクション等、の運動の強化を訴えました。

 ○今、自衛隊内に起こっていること――「死にたい、辞めたい」という隊員たちの悲鳴

 第2部では自衛隊内のパワハラ、いじめ事件の増加や家族・現職からの裁判の急増、「自衛官人権ホットライン」
の事例紹介、自殺者の実態(1994〜2014年で1651名)が報告された。そしてその原因として、内務班のいじめー旧日本軍 との連続性、24時間体制下の営内生活によるストレス、「指導とパワハラの区別がつかない」幹部、さらには海外派兵・ 災害派遣の常態化、トランスフォーメーション(再編)、規律の再強化、全国的な移動・転勤による単身赴任の増加等の 隊内の組織的危機状態を指摘し、戦後72年、日本は人的・物的に「戦争のできないクニ」になっており、自衛官人権ホット ライン等の施策が重要になっていることが強調された。講演後の質疑応答でもエアーシーバトル構想と実際の自衛隊の動き、 沖縄にとっての自衛隊、自衛官の入隊状況、戦争法成立以後の状況等、活発な意見が続出しました。

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米軍基地いらない「いらんちゃフェスタin丹後2017」に参加しよう!

  2017年11月5日(日)に「いらんちゃフェスタin丹後2017」が丹後文化会館で開催されます。今年の記念公演は

前泊博盛さん(沖縄国際大学大学院教授 元琉球新報論説委員長)がされます。主催は米軍基地建設 反対丹後連絡会/米軍基地建設を憂う宇川有志の会で、次のように取り組まれます。京都平和委員会も 「米軍基地いらない京都府民の会」とともに参加します。 「日本平和大会in岩国」とともに成功させましょう。

「いらんちゃフェスタ」の取り組み概要  ⇒詳細はチラシをご覧ください 
→11時30分から経ヶ岬米軍]バンドレーダー基地前で抗議行動、 →12時00分から丹後文化会館ロビーでマルシェ

(物産展) →13時00分からオーブニングイベン卜、→13時30分から挨拶、記念講演、現地報告、→15時30分からビースウオーク)                       (京都平和委員会のFacebookより)

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北朝鮮のミサイル発射に抗議、無条件の対話・交渉で事態の悪化をやめる方向へ

 ーー「米軍基地いらない京都府民の会」が京都府知事あての緊急要請

日本の領土・領海を飛び越える形での北朝鮮のミサイル発射に抗議します(※)。昨年からICAOやIMOへの通報もなく、 危険極まりないやり方は断じて許されません。しかし、米韓軍事演習や日米軍事演習などが北朝鮮にとってそれ ほどの脅威となっているとみることもできます。各国とも無条件の対話・交渉をおこない事態の悪化をやめる方向 へと向かうべきです。

 「米軍基地いらない京都府民の会」は京都府知事あての緊急要請を送りました。米軍レーダー基地がこのような軍事 緊張を高め、戦争の引き金を引く役割をもつことになるわけで、日本の米軍基地も攻撃される危険性は高まっている という状況において、知事が京都に置かれた米軍基地についてどのような認識をもち、住民の安全安心の確保について 国に対して外交努力をするよう迫る姿勢を明らかにする必要を問うています。 舞鶴に配備されているイージス艦は 「戦闘態勢」についているともみられ、北部の基地は今回のような事態に際して、「戦闘現場」になってしまう可能 性があり、そうしたことに黙ってはいられません。福知山でも米軍による実弾射撃訓練をやめておらず、米軍への加担 一体化がすすんでいるといえます。日米同盟にしがみつき、核兵器禁止条約に背を向ける政府を変え、改憲など 「戦争する国」づくりをやめさせましょう。それと「防衛は国の専権事項」として向き合うことを避けず、平和憲法を もつ国として住民の安全安心を確保する姿勢をもった地方自治体をめざしましょう。

(※気象衛星や通信衛星ではなく、核攻撃に使おうというミサイルだから、核兵器禁止条約にある「核による威嚇」 であるからあえて言っているわけで、戦争被爆国である日本の上を飛ばすことや宇宙を軍事利用していること (北朝鮮にだけ限定しているのでもなく)を許せないわけです。)

<関連情報> 

 マスコミが北朝鮮のミサイル一辺倒の報道の中、日米の軍事同盟がどうなっているのかを知ることができる「自衛隊 員の命と人権を守る京都の会」の学習会が予定されています。

 ・「自衛隊は今どうなっているのか? 安倍政権下での改憲案と自衛隊の変貌」
     講師:片岡明さん(京都平和委員会理事長)
   −−−9月11日(月)、19:00〜 下京いきいき活動センター、参加費500円 ==>案内チラシ

 ・「今自衛隊をどうする?」 講師:小西誠さん               ==>案内チラシ
   −−−10月1日(日) 13:15〜 ひとまち交流館京都1部または2部各500円、1,2部通し800円

                               (京都平和委員会のFacebookより)

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北朝鮮をめぐる緊迫した情勢をどう見るか

                                京都平和員会理事長 片岡 明

 

 8月の中頃、いよいよグアム近海に向けて4発のミサイルを発射するという「包囲射撃計画」なるものが出てきて、「矛盾」という言葉のいわれを考えさせられました。いわゆる「ミサイル防衛」の戦闘がどうなるか、という他人事ではいられないような事態がさしせまっている、と連日報道がされました。気を付けて見ると、最悪の事態を回避しようという動きもあるわけですが、これには日本政府が積極的に取り組んではいません。一方で、日本国憲法を変えようとする動きはこうした「危機」を利用して改憲をあおっているようですが、むしろ日本国憲法のもと軍事的緊張をおさめる外交に力を注ぐのが正しい選択だと考えます。

 

「2+2(日米安全保障協議委員会)」合意と着々と準備される武力対決

 北朝鮮は、特殊部隊の潜入で重要施設の破壊や要人の暗殺などの作戦計画にそった米韓演習と、グアムから頻繁に飛来するB1爆撃機が脅威となっていることに対抗しているわけで、アメリカが軍事的な圧力をかけてきたことが事態を悪化させていたということができます。「米国の行動を見守る」としてミサイル発射を猶予し、「賢明で理性的な判断をした」ということで互いに矛をおさめることが望ましいことは言うまでもありません。

 しかし、今回の米韓軍事演習は一般市民の防空避難訓練もあわせて実施するという内容も含め予定通りおこなわれており、B1爆撃機の飛行は自衛隊戦闘機の護衛をともない継続されています。さらにB1爆撃機については「2+2(日米安全保障協議委員会)」での合意をもとにしてか、尖閣諸島上空も自衛隊戦闘機をしたがえて飛行しています。対話の用意はあるとしながらも、武力による直接対決の準備だけは着々と整いつつあります。

 

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<左>8月17日の「日米安全保障協議委員会(2+2)」: 防衛省HPより  <右>尖閣諸島周辺を飛行するB1爆撃機と自衛隊のF15戦闘機 : 「Pacific Air Forces」のHPより

 三沢基地から北海道の演習場にオスプレイが「侵攻」するなどの日米合同演習に先立って自衛隊は、米軍パイロットの捜索・救難の訓練や米空母護衛の訓練などをおこなっており、米韓軍事演習とつなげば「朝鮮戦争への日本参戦」のような関係が見えてきます。2015年の新たな「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」により、より具体的となってきている作戦計画とより実戦的な色合いを強めた訓練がおこなわれているということです。

coop_angelaegisfamily<左>「コープエンジェル」という遭難パイロット捜索・救難訓練 : 「Pacific Air Forces」のHPより <中央>「イージス・アショア」の概観図。イージス艦を建造するより安上がりといわれるが、広大で平らな土地を要するため、あらたな基地建設が問題となる。<右>2017年6月、避難訓練で韓国から横田基地へ輸送機で降り立った米軍家族:米太平洋軍のHPより

後戻りできない事態に突き進む危険が 

 「2+2」ではさらに日米韓の軍事協力をすすめ、北朝鮮との直接対決や南西諸島に建設をすすめている自衛隊基地を日米共同使用にするなど中国へのけん制も強め、ミサイル防衛で「イージス・アショア(イージス艦のレーダーとミサイル発射機などを地上に置いたような迎撃システム)」の導入も約束しています。米中露など大国は核兵器保有を威嚇の武器にして緊張をあおり、同盟国として日韓は振り回されている、そんな状況と見ることができます。北朝鮮の核・ミサイル開発問題を平和的な外交努力のうちに解決してほしいという、多くの人々が望む方向に進もうという意図が感じられません。むしろ「誤算や過信」により後戻りできないような事態に突き進む危険すら感じざるをえません。

 また、いわゆる「慰安婦問題の政府間合意」の問題は韓国の大統領が交代したこともあり、日本政府がもつ歴史認識が誤っており、この「合意」では不十分なものであることをあらためて浮き彫りにしています。核兵器禁止条約に対する日本政府の態度も各国から失望されていますが、歴史認識の問題でも信頼されないままでは、日本がアジアや世界の平和に害を与えているということになります。日米安保条約を基軸とする日米同盟と日本会議を中心とする思想的な背景を断つことが求められているのではないでしょうか。

 

政府は外交によりミサイル発射をさせない努力を!住民の命を守る地方自治を取り戻そう

 米軍は朝鮮半島にいる米軍家族など非戦闘員の避難について岩国基地などで準備を整えており、6月には横田基地を使って訓練がおこなわれています。これに対し日本政府はミサイル着弾に対する「Jアラート(全国瞬時警報システム)」を使った防空・避難訓練を呼びかけていますが、もっと政府は外交でミサイル発射をさせない努力をすべきです。関係自治体でも「防衛は国の専権事項(専管事項)」として、住民の安全・安心に向き合わない姿勢をとるところが多くなっているわけで、住民の命をまもる「地方自治の本旨」を取り戻すことも重要な課題であると考えます。そして、こうした局面を利用した安倍政権の改憲を許さないことが求められています。

              *この論考は「宣伝と組織,9月号」に掲載予定のものアップしたものです。

 

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核兵器禁止条約の採択をうけ、米軍基地撤去、憲法改悪阻止等、

         秋の闘いにむけ京都平和委員会の組織建設を強化しよう!

     −京都平和委員会第1回常任理事会(2017年7月22日)が開催されました

 全国大会後、最初の常任理事会が開催され、冒頭、岡田会長より挨拶があり、7月の東京都議選は「森友・加計」疑惑や稲 田防衛大臣の発言等、反憲法、強権的な政治姿勢に対する国民の審判のあらわれであり、核兵器禁止条約 の採択にみられるような情勢の変化をうけ、今こそ運動の基礎をつくることの重要性が強調された。

 続いて片岡理事長より情勢と当面のたたかいが報告された。「森友・加計問題」の閉会中審査が開催されようと している中、稲田防衛大臣の森友学園、日報問題、都議選での発言等によって、7月に開催予定の「2+2」が9月に 延期されるような事態になっている。さらに普天間返還の8条件における代替空港使用の発言により辺野古に新基地を 建設しても普天間は返還されないことが明らかになり、稲田氏の処遇問題に発展している。また安倍首相の改憲問題 では総裁選の日程から改憲案は2018年総選挙前の上程が予想され、改憲をあきらめさせるまで闘いを継続する必要がある。さらに京都の米軍基地問題で「(防衛問題等は)国会で議論すべき」として住民の安全に向き合わない 府知事に対し、働きかけをいっそう強める必要性が強調された。

 

  次に当面のたたかいとして1)憲法を力に平和な日本をつくり、改憲阻止、「共謀罪法」、「戦争法」廃止 、「戦争する国づくり」を許さないたたかい、9条3項だけでなく緊急事態条項や教育無償化等にも反撃する必要がある。

2)安保廃棄にむけて、 パンフや平和新聞等を活用して「そもそも安保」の学習を重視する、3)2017日本平和大会(10月28日、防府市〜29日、 岩国市)について東アジア最大の基地に変貌している岩国市の実態をアピールし、参加をよびかけていくこと、4)米軍 レーダー基地問題では「府政ウォッチング」(9月17日)と事前学習会(8月30日)、府会議員団調査、「いらんちゃフェ スタ」(11月5日)等、京都府知事選挙も視野にいれた取組みを強めていく、5)8月の原水爆禁止世界大会にむけて、 青年会員の参加と仲間ふやし、7月15日に発足した「京都の会」を中心とした「ヒバクシャ国際署名」の推進(目標、 会員1人5名)、6)「平和のための京都の戦争展(8月1日〜6日)」をはじめとした地域の戦争展への参加、7)ピース・ エッグ愛知(9月16日〜18日)にむけた青年の取組み、8)京都で開催される「関西ブロック会議」の準備等が報告された。

 組織・財政では自主目標である800名を早期に実現するため、核兵器禁止条約交渉会議のニューヨーク行動参加報告 や原水爆禁止世界大会、日本平和大会を節に組織づくりをすすめる事等、が提案された。

 

 討論では、青年学生部の阿比留さんよりピースエッグ等の取組み状況が報告され、続いて「被爆2世・3世の会」代表 世話人、平さんより7月15日に開催された「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ 国際署名)を大きく広げる京都の会」設立総会の報告があり、日本原水爆被害者団体協議会の木戸事務局長講演、署名 目標として2020年までに京都で50万筆、宣伝行動(7月29日)や講演会、地域連絡会の発足等が報告された。
さらに舞鶴や山科での戦争展の取組み、亀岡での映画会、ピースフェスタ、沖縄連帯の行動、福知山における「平和の ための戦争展−こどもたちと戦争」や映画会の取組みが紹介された。また八幡の日名子さんからは安倍改憲、とりわけ 9条3項について問題提起があり、片岡理事長より改憲後の自衛隊は戦争法以後の組織であり、国民多数派形成のために、 この問題に焦点をあてた学習会ー例えば松竹理事を講師とする−も必要になってくる等の討論がおこなわれました。 さらに安保破棄実行委員会の篠原さんから8月12日に開催される「辺野古に新基地をつくらせない県民大会」、名護市長 選挙にむけた体制づくりが報告された。最後に片岡理事長より11月に福知山で「関西ブロック会議」をおこなう提案がされ、 日程や会場等、調整することになりました。

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<2017年夏以降の主な日程>

 ・8月1日(火)〜6日(日)−−−「平和のための京都の戦争展」/立命館大学国際平和ミュージアム

 ・原水爆禁止2017年世界大会
   8月3日(木)〜5日(土)−−−国際会議/広島市文化交流会館
   8月5日(土)〜6日(日)−−−世界大会−広島     
   8月7日(月)〜9日(水)−−−世界大会−長崎(メイン)

 ・8月19日(土)〜20日(日)−−−「2017平和のための戦争展in福知山」/市民交流プラザ福知山
 ・9月16日(土)〜18日(月・祝)−−−ピースエッグ2017 in 愛知
 ・9月17日(日)「京都府政ウォッチング−米軍と自衛隊の一体化の実態」
  *8月30日(水)−−−事前学習会/ラボール京都
 ・2017年日本平和大会
   10月28日(土)/防府市、29日(日)/岩国市
 ・11月5日(日)−−−いらんちゃフェスタ

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米軍基地撤去、憲法改悪阻止、幅広い人々の参加する平和委員会に!

          京都平和委員会第58回定期総会(2017年6月17日・ラボール京都)

 総会は橋本副会長を議長に選出後、岡田会長より挨拶があり、安倍政権の4年間が戦争体制づくりで あったこと、同時に平和運動にとっては鍛えられた期間であったこと、さらに今後「もりかけ問題」に見られるよ うな国家の私物化に対し、市民一人一人の生活に根ざした運動の重要性を高槻市の市民運動を例に 訴えかけました。

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   <熱心な討論が続いた総会(左)開会の挨拶をする岡田会長(中)報告をおこなう片岡理事長(右)>

京都北部が「ミサイル防衛」の前線拠点に

 続いて片岡理事長より情勢の特徴として「共謀罪」の成立強行、日米韓の軍事緊張を高める動き等、安倍政権の 戦争体制づくりが進められる情勢の下、韓国へのTHAAD配備により、経ヶ岬、車力の「Xバンドレーダー」と一体と なったアメリカを護るためのシステム−集団的自衛権行使の仕組みが朝鮮半島有事と連動すること、経ヶ岬レーダ ー基地の警備要員が福知山の自衛隊基地での射撃訓練、SM3ブロックUAという新たな迎撃ミサイルを搭載すべく 舞鶴の「みょうこう」、「あたご」の改修が完了し、さらにミサイルの「中間レベルメンテナンス施設」が舞鶴 基地内に置かれ、米軍属が警備する等、京都北部が「ミサイル防衛」の前線拠点となっている実態が指摘された。 その他「運動の重点と方向」、「仲間ふやしと財政基盤を確かなものに」が提起された。(詳しくは平和新聞京都版で紹介)

討論−地域の仲間づくりの豊富な経験を交流

2017_soukai_mizu_012017_soukai_shioha_012017_soukai_ota_01        <報告をおこなう左より水谷さん、大橋さん、篠原さん、太田さん、芦田さん>

 休憩後の討論では、地域の現状や運動の経験等、活発な討論がおこなわれた。最初に青年学生部から状況の報告が
なされた後、米軍属の射撃訓練が強行されている福知山から水谷さんが発言。「米軍実弾訓練」に対する市民の 不安が増す中、国と米軍を優先し、地方自治無視、住民不在の姿勢をとり続ける市の姿勢や騒音被害等、日常生活に 重大な被害が出ている中、『米軍くるな福知山の会』が結成され、監視行動や市民学習会、宣伝活動等、多くの市民を巻き込ん だ運動の広がりが紹介された。同じく福知山の芦田さんからは2月の総会以降、学習会や講演会の取組みを通じて 組織づくり、仲間づくりの状況が報告された。続いて安保破棄京都の篠原さんからは6月24日の沖縄集会をひかえ、 普天間基地のオスプレイや嘉手納のパラシュート訓練、8月12日の沖縄県民大会、9月の「バスツアー」等、 がアピールされた。同じく安保破棄の田中さんから自衛隊員の自殺問題、NHKの日報問題報道、日米合同委員会の 動き等、情勢の補足意見があった。また先日岡山で開催された全国大会に参加した太田さんから「仲間づくり分 科会」の報告がされ、大阪での世代継承の実態、居酒屋での平和論議企画の経験、アンケートを実施してコン サートを企画した事等が紹介された。さらに立命館在職時におこなった「ワイン販売」等、要求にもとづいた企画 を見える形で普及させていくことの重要性が指摘された。続いて乙訓の大橋さんからは小学校の昼休みに「君が代」が放送 され、百田直樹の著作が図書室に置かれる等、教育現場の実態が報告された。また舞鶴の名取さんからは 弾薬庫の一角に米軍のミサイル整備所ができたことや安倍首相の改憲発言等、さらに市民に知らせる取組みの必要性や「ガイ ド研修会」の状況、中学生の海上自衛艦訪問等、教育をめぐる実態が報告された。また新婦人の村上さんからは4月に新婦人が 企画し、定員を大幅に超える申込みで盛況だった「京都の自衛隊・米軍基地一体強化ウォチングバスツアー」の報告 や核兵器廃絶署名行動における外国人観光客や学生との経験等が発言があった。さらに山科の西川さんから核兵器 廃絶条約の国連会議に不参加だった日本政府、共謀罪等に対してFAXによる抗議電行動や核兵絶署名に関して団体申入れや知人への郵送等に力をいれつつ、夏の戦争展の準備をおこなっていることが紹介されました。続いて八幡の日名子 さんより平和ツアーや市民アクション等、平和委員会の活動が見える形で浸透しており、総会の議論も活発化、 会員拡大につながっている経験が紹介された。

2017_soukai_natori_012017_soukai_nishi_012017_soukai_hashimoto_01           <左より名取さん、高橋さん、西川さん、橋本副会長>

 討論が終わり、片岡理事長からまとめとして基地問題はまだ市民に 知られていないことが多く、フィールドワーク等を活発化して、市民にアピールする必要がある。そのための組織 拡大にむけ、飛躍の総会となったとの発言があった。その後、活動報告・運動方針案、決算報告、予算案の承認、役員の選出がおこなわれて、総会は終了し、最後に橋本副 会長から閉会の挨拶をあり、安倍首相の改憲スケジュールからみて、今年の後半が重要であり、情勢に見合った平和委員 会の建設が必要との発言で締めくくられました。

国の基地強化NO! 憲法守れ! 「戦争する国づくり」許すな! なくそう!日米軍事同盟・米軍基地

 2017日本平和大会in岩国 ■10月28日(土)防府市 ■10月29日(日)岩国市

 

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安倍政権による「共謀罪」、「憲法破壊」を許さない闘いを!

    日本平和委員会第67回定期大会(岡山)が開催されました

 安倍政権による共謀罪、憲法改悪の策動がすすめられる情勢の下、6月10日〜11日にかけて、岡山市で日本平和委員会の第67全国 大沖縄・岩国・全会が開催されました。

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          <総括・方針案を採択する参加者(左)と役員に選出された片岡理事長(右−左側)>

 大会1日目の開会式で挨拶にたった内藤功代表は「核兵器禁止条約」が現実のものとなろうとしている国際情勢の下で、重大局面 に入った「共謀罪」阻止の運動を強化しよう、と発言し、続く千坂事務局長は南スーダンの自衛隊撤退に関連して、平和新聞編集部 の果たした役割を強調し、秋に山口県岩国市でおこなわれる日本平和大会(10月28〜29日)の成功にむけて、国民的運動の一翼を平和 委員会が担おうと訴えました

 2日目の午前中は「改憲阻止、戦争法廃止、核兵器禁止条約実現」等、7つの分科会に分れ、熱心な討論がおこなわれました。 辺野古新基地阻止の闘いを続ける沖縄の代表の発言、無人偵察機配備計画等、基地強化がすすめられる青森県三沢の代表の報告、 米軍基地が拡大・増殖を続ける京都丹後、福知山、舞鶴の状況報告等、全国の活動が報告され、経験交流がおこなわれました。

 午後の閉会総会では討論のまとめ、総括・方針案、決算・予算案の採択に続き、役員の選出がおこなわれ、京都から岡田 会長をはじめ5名の理事が選出されました。続いて退任者、新役員の挨拶、開催地岡山と次回の開催地(岐阜)とのエールの交換が おこなわれ、定期大会は終了しました。なお大会はすべて都道府県から240名をこえる代表が参加し、京都から片岡理事長を はじめ舞鶴の橋本副会長、名取さん、福知山の芦田さん、山科の高橋さん、亀岡の原田さん、個人として太田さんと井上さんが 参加しました。また機関紙コンクールのホームページ部門で京都が奨励賞を獲得しました。参加者のみなさん、お疲れさまでした。

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軍事的対立ではなく非核・平和・友好の北東アジアをつくろう!!

 北朝鮮との軍事的対立が激化し、「高度警戒態勢」という危険な状況があるなか、6月3日『丹後の米軍基地と東アジア情勢』をテーマに米軍基地建設反対丹後連絡会丹後労働組合総連合が主催する学習会が京丹後市峰山町内で開催され、120名を超える参加者がありました。

0603_hall0603_kataoka         <熱気あふれる会場風景(左)と講演をおこなう片岡理事長(右)> 

 学習会は主催者挨拶に続き、米軍レーダー基地の設置を連日監視しておられる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」事務局長の永井さんより最近の状況について報告されました。改善されない騒音や米軍基地の強化、「穴文殊海食洞」真上の米軍専用トイレ、33000ボルトの電線工事、航空自衛隊経ヶ岬基地の拡張工事、基地警護軍属による福知山での射撃訓練等、市民の安全・安心の要求を無視して強行されている最新の状況が報告されました。

 京都平和委員会の片岡明さんから「丹後の米軍基地と北東アジア情勢について考える」という話がされました。まず現在、北東アジアに起こっている情勢をどう見るかについて話されました。北朝鮮のミサイルが日本海に着弾し、トランプ大統領が「全ての選択肢」を言う状況は、これ以上核保有国任せにはできない厳しいものであり、日本の働きかけが決定的に重要となっている。その意味でアメリカの政策に追随する安倍政権の対応は、許されないものである。特に米海軍の2隻の航空母艦と海上自衛隊の「ひゅうが」等が日本海に集結しておこなわれた共同訓練は集団的自衛権行使の実践として異常なものであり、日本の対応が問われている。次に経ヶ岬の米軍レーダー基地について、アメリカのアジア戦略にしっかり位置づけられているが、「抑止力」というよりも、脅威が高まるだけとなっている。福知山の米軍属の射撃訓練、舞鶴のミサイル整備所の問題等、ミサイル防衛の「転移と増殖」が進行しており、引き続き監視が必要になっている。最後に今後の私たち運動の重点として、今年の核兵器廃絶条約も視野に入れつつ、核兵器を保有しない国である日本と韓国が、北朝鮮と「対決でなく対話」で交渉チャンネルづくりをすることが重要なポイントとなっており、安倍政権の暴走を許さない、主権者として「だまされない、あきらめない、わすれない」ことを重視して取り組むことが強調されました。 その後、共謀罪と米軍の関係など若干の質疑応答があり、11月5日に開催される「いらんちゃフェスタ」の紹介があり、学習会を終えました。

 翌日6月4日、京丹後市で沖縄や韓国の代表が参加して、「6.4京丹後総決起集会実行委員会」が主催する「6.4京丹後総決起集会」が開催され、デモ行進等、米軍レーダー基地を包囲しました。

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<米軍基地の現状を報告する永井さん(左)と基地強化の象徴、2基のアンテナ塔がそびえる空自経ヶ岬基地(右)>

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福知山で米軍が3回目の実弾射撃訓練!

          福知山平和委員会が横断幕を掲げ、抗議行動!

 福知山で米軍による3回目の実弾射撃訓練がおこなわれた。防衛局や府・市の職員も射撃場周辺にいたとのこと。 「宇川の会」との連携により6時半過ぎに経ヶ岬を出るということで、現地は「今日は米軍が来る」と監視の体制をとっていた。14時過ぎに射撃は終え、15時には京都縦貫道で丹後への帰途に。少し途切れても昼食時にも射撃音が聞こえ、 「いつ休憩しているんだろう」という状態。午後から雨模様という予報が的中で、降雨が訓練をやめさせたようである。「行き」と同じ車列で帰っていきましたが、経路は福知山インターから綾部ジャンクションを経て京都縦貫で丹後方面へ。 実弾射撃訓練問題にかかわる「関係自治体」「周辺住民」の範囲はこれで想定がつく。現地のメンバーにより横断幕を掲げ、 抗議する状況を車内から撮影する様子が確認され、韓国・星州へのTHAAD配備強行の際に米軍がおこったのと同じ光景を目 の当たりにした。ここは「アメリカ軍の支配下か」という気分感情を覚えます。

                                   (京都平和委員会Facebookより)

0524_fukuchiyama_020524_fukuchiyama_01    <横断幕を掲げ抗議行動をおこなう福知山平和委員会(左)と車内から撮影する米軍関係者(右)>      

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日本平和委員会全国大会、京都平和委員会定期総会の成功にむけて、行動する平和委員会を!

  共謀罪の強行採決の直後、京都平和委員会第4回理事会が開催されました

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  <岡田会長と報告する片岡理事長(左)、小杉京都原水協事務局長(中)、安保破棄京都の篠原さん(右)>

 会議の冒頭、岡田会長よりあいさつがあり、憲法改正発言や共謀罪の強行等、深刻な情勢の中で、トランプ氏の
ロシアとの癒着疑惑や安倍首相の「森友、加計問題」等、ともに厳しい状況に直面しており、このような情勢の中で
開かれる全国大会や定期総会成功の意義が訴えられました。

 続いて片岡理事長から全国大会と総会の成功にむけて、情勢と当面のたたかい、仲間ふやしと財政課題について 報告がおこなわれた。3月におこなわれた国連の核兵器禁止交渉会議の成果と会議の冒頭で反対を表明して参加 しなかった日本政府の対応、「日米同盟第一」の安倍政権の危うさが強調され、さらに戦争法の具体化としての「米艦 防護」について、集団的自衛権を展望しつつ、中国に対するデモンストレーションとして南シナ海の監視を実施し、 南西諸島を重視した日米一体化がすすんでいること、日米韓の北朝鮮への圧力について、マティス米国防長官さえも、外交的解決を表明せざるをえない危機的現状が指摘された。特に朝鮮半島の情勢について、「ミサイル防衛」 といっても、なんの抑止にもなっておらず、軍事的緊張を高めるだけに終っている現状から、核兵器をもたない日本 と韓国が外交により「対決でない対話」をすすめることの重要性が強調された。さらに福知山で強行された射撃訓練 について、日米共同化の実態を広めていくとともに、京都府知事選挙をにらんだ取組みの強化、共謀罪について、 過去の舞鶴の事例から、米軍の活動に支障をきたす動きに対する共謀罪の適用の可能性についても指摘された。そして これに対する取組みとして、府民の会の活動、「ヒバクシャ国際署名」の推進と原水爆禁止世界大会の成功、 「平和のための京都の戦争展」の取組み、平和委員会独自の活動としてピースツアーの企画等が提起され、最後に仲間 ふやしと財政課題として、早期に会員700人の実現が提案された。

○地域・組織での活動を交流した討論

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   <活発な討論をおこなう乙訓の大橋さん(左)と亀岡の原田さん(中)討論中の理事会(右)>

 続く討論では、小杉京都原水協事務局長から6月の国連交渉会議で提起される「核兵器禁止条約」は核兵器が違法化される 時代の到来を象徴するものであり、核抑止論の限界を示すと同時に、もはや止められない世界の流れとなっており、今年の 原水爆禁止世界大会が歴史的な大会となることが強調された。続いて安保破棄京都の篠原さんからは辺野古の現状と6.24京都 集会のよびかけがおこなわれた。続いて福知山の芦田さんからは、連日体制を組んで、実弾訓練を監視していること、橋本 副会長から「あたご」等の護衛艦の状況、平和ツアーのカイド研修会の紹介、米イージス艦入港等、舞鶴の状況が報告された。 3月の韓国ピースツアーにも参加した亀岡の原田さんからは、沖縄連帯の取組みについて報告があり、ベトナム戦争の時、出撃 基地であった沖縄の人々の基地に対する思いが語られました。乙訓の大橋さんからは署名宣伝行動や平和行進、8月の 平和の鐘の取組み、9月の「平和のつどい」等、国連交渉会議に米重さんを派遣する乙訓の意気込みが感じられる発言がありました。 さらに岡田会長より韓国大統領選挙に関連して「慰安婦問題」にみられる韓国世論の動向を見るとき「アジアに友人がおらず、 アメリカに頼らざるをえない日本」が戦後責任をどう見るかが、今なお問われているとの問題提起があり、ドイツとの比較等、意見交換がおこなわれた。さらに新婦人の村上さんからは4月におこなわれたバスツアーの報告と講師養成活動、核兵器禁止 条約が日米安保条約の運用に及ぼす重大な影響等、活発な議論となりました。

最後に仲間ふやしと財政課題について報告があり、日本平和委員会全国大会、京都平和委員会定期総会の日程と参加、 早期に会員700名の回復、事務局への青年会員配置、事務局会議の定例化等が確認された。

【当面の主な日程】

  6月10日(土)〜11日(日) 日本平和委員会定期全国大会 :岡山市
  6月17日(土)       京都平和委員会定期総会
  6月24日(土)       京都沖縄連帯集会      :円山音楽堂

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生かそう憲法、守ろう9条!5.3憲法集会in京都に2800名の市民が参加

  憲法施行70年の日、青年学生部は「若者100人憲法アンケート」行動、

            円山集会では福知山平和委員会の水谷さんが福知山の現状をアピール!!      

  

「憲法施行70年」を迎え、安倍政権が明文改憲を公言する下で「5.3憲法集会in京都」が開催されました。
集会直前、京都平和委員会青年学生部は三条京阪で「若者100人憲法アンケート」をおこない、27名の若者と対話。その後、集会に参加しました。

seinen_01 maruyama_01     <憲法アンケートで対話する青年学生部(左)と熱気あふれる集会会場(右)>

5.3憲法集会−メインは市民と野党との共同の前進  

 うたごえ、平和おどりで始まった集会は、はじめ 主催者あいさつとして憲法学者の上田勝美さんより、戦後70年 を経た憲法の定着と今後の展望が語られ、続いて野党代表による挨拶の後、冨田宏冶さん(関西学院大学教授)の 講演おこなわれ、世界にひろがる不寛容、強権的な政治の背景に格差や貧困の拡がりがあり、立憲主義や国民の尊厳を 政党に求めることが本当の意味の国民主権であることが強調されました。

多彩な憲法パフォーマンス

 続いて、弁護士のみなさんによる「共謀罪」の危険性を訴えるパフォーマンスや、現在の自衛隊のあり方に強い危機感 をもつ元自衛隊員の渡辺さんの対話形式のアピール等、多彩な企画がおこなわれました。とりわけ注目を集めたのは福知山平和委員会の 水谷さんのアピールです。手作りマップを参照しながら、福知山の自衛隊射撃訓練場が経ヶ岬米軍レーダー基地の軍属により、ほとんどの 地域住民に知らされることなく、市民の不安・懸念を無視して強行されている現状が報告されました。さらに小松さんからは 辺野古基地建設反対の沖縄県民の声を、あざやかなパフォーマンスでアピールし、会場参加者の共感を得ました。 集会はその後、「5.3憲法集会in京都」アピールを採択、憲法ウォークで観光客でにぎあう京都市内をアピールしました。(画像はFacebok京都平和委員会より)

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    <手作りマップで福知山の現状を説明する水谷さん(左)>と小松さんのパフォーマンス(右)>

 

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規模こそ違っても経ヶ岬と同じやり方!!

      在韓米軍が星州にTHAAD強行搬入!!

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       <星州ゴルフ場に搬入されるのAN/TPY2レーダー(左)とTHAAD機器(右)>

大統領選挙後になるだろうという予測を打ち破って、4月26日未明に在韓米軍が THAADの主要装備を配備計画地である慶尚北道星州ゴルフ場に搬入強行、というニュースが出ている。 警察は8000人余りで周辺を警備するという、規模こそ違っても経ヶ岬でおこなった防衛省・警察のやり方と同じ。 辺野古でも「護岸工事」開始で、反対運動と世論を「あきらめさせる」方向へ持って行こうとしているが、 わたしたちはあきらめない。

 3月に「韓国ピースツアー」で訪れたところが「こんなこと」になっている。京都でも日本のどこでも米軍のやること は住民お構いなし。政府も警察を動員して住民を抑え込む。日本も韓国もアメリカとの同盟関係などという平和を 阻害することをやめ、平和で友好な関係で平和を目指すべきだ。(京都平和委員会のFacebookより)

            ⇒搬入強行を報道する韓国ネット

 

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2016年度第4回常任理事会4月8日(土)が開催されました

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              <熱心に討論をおこなう理事会メンバー>

■直近の重大情勢ーーーシリアでの化学兵器使用と米軍ミサイル攻撃について情報提供

 ▼米軍のミサイル「トマホーク」攻撃は数年前から準備されていたこと。実戦使用のチャンスとなったのが今回のシリアでの化学兵器使用問題。 ▼今回のミサイル攻撃は北朝鮮に向けての強いメッセージにもなった。北東アジア情勢は由々しき事態になっていく。 北朝鮮のミサイル問題とそれに対するミサイル防衛システム問題含めて、私たちは北東アジア情勢に対してどう対処していくか、どう行動していくかを考えていく必要がある。

■韓国ピースツアーの報告とTHAADミサイル

 ▼韓国の人たちは大統領を罷免するほどのエネルギーを一方で示ししながら、THAADミサイル配備問題に対しては非常に冷静な対応だ。国民全体に政治的関心が高く、それもしっかりとした歴史認識に裏打ちされたものだ。日本との関係、アメリカとの関係についても正確な理解をし、特に若者の議論参加、行動参加が特徴的。そういう環境の中でTHAADミサイル配備問題に対処しようとしている。 韓国の人たちは日本の車力、経が岬のXバンドレーダーもよく知っていて、THAADミサイルとつながっていることを理解した上で反対行動に立ち上がっている。 ▼韓国の人たちはアメリカとの軍事同盟が朝鮮島半島の平和安全にはつながらない、THAADミサイルも決していい影響はもたらさないと思っている。ミサイルの配備地域だけでなく国全体をあげての反対運動で、日本との大きな違いを感じた。ミサイル予定地の集落では1.5kmの距離に渡って全国から寄せられた反対の横断幕が張りめぐらされていた。圧巻だった。 ▼これから韓国の人たちと連帯し、北東アジアの非核平和の実現に共に力を合わせていく具体的展望できた。

■日本国内の最近の問題について

  ▼オスプレイだけどなく、アメリカ軍用機が日本の上空を好き放題飛んでいる。大阪城上空も、京都御苑も陸上の目標地とされている。こうした事態を許さない闘いが必要。 ▼日本学術会議幹事会が大学等研究機関の軍事研究について新しい「声明」を出した。従来の見解を継承しつつ、具体的な判断を学界や大学側に委ねる内容。私たちも研究費予算の実情をしっかりと把握してのぞんでいく必要がある。▼日本でもTHAADミサイルの配備、陸上型イージスの配備検討がされている。改修中のイージス艦「みょうこう」「あたご」「ふゆづき」は新しい交戦能力を備えたものになり、舞鶴のイージス艦は最前線能力を持つことになる。舞鶴にある米軍迎撃ミサイル中間レベル整備施設の「遠隔警備」をシェネガ社が担当、被用者が軍属となる計画があり、地位協定の重大な問題となる

■議論と質疑応答(抜粋)

 ▼米韓合同演習では北朝鮮の核施設破壊攻撃も行われている。(韓国とアメリカの科学戦部隊の合同)北朝鮮の核ミサイル発射の兆候を掴んだら先制的に攻撃する演習。これは日本の後方支援を不可欠とする軍事作戦。実は知られていない(報道されていない)ことだが、米韓合同演習の一部では日本も参加した日米韓の合同訓練も行われている。(ミサイル情報共有訓練、対潜訓練、爆撃機の迎撃訓練) ▼北朝鮮のミサイル発射問題について一般では、どう撃ち落とすか、撃ち落とせるのかばかりが話題、議論になっている。仮に撃ち落とせても核物質は拡散し、降りそそいでくる。そもそもミサイル発射させない、核兵器など持たせない運動こそが肝心なはずなのに。 ▼世間一般では北朝鮮脅威論が煽られ、それに対する抑止力、攻撃力強化が叫ばれる。アメリカのシリア攻撃を機会に北朝鮮問題はさらにエスカレートしていくだろう。このことにどう対処し、どうとりくんでいくか。 ▼ミサイル防衛は所詮無力、無駄なものであることの理解を広げていく必要がある。ミサイル防衛システムは軍需産業の一大ビジネスとして作り出されてきたもので、日本も含めた世界各国への売り込みこそ第一に考えられている。 ▼冷静に考えると北朝鮮が日本を攻撃しなければならない理由はない。あるとすれば在日米軍基地だ。北朝鮮の相手はあくまでアメリカ。ではなぜ北朝鮮の相手はアメリカなのか。60年以上も前の朝鮮戦争は休戦協定が締結されたままで、今も交戦国の関係が続いている。アメリカの責任も大きい。このこともしっかりと考えていくべきでは。 ▼日本と違って韓国の人たちは北朝鮮に対してとても冷静でリアルだ。今も休戦中だということはみんな知っている。朝鮮半島に和平合意が成立すれば在韓米軍は出て行くことになると考えているし、いずれは北も南も一緒になるものと思っている。日本のように北朝鮮の脅威だけを声高に叫ぶことはない。 ▼こういう時だからこそ、日本は被爆国として、核兵器廃絶の立場に立って、保有国も巻き込むぐらいのことをやっていかなければならない。日本政府はそういう立場に立て、とメッセージを出していく必要がある。いろんなことが一話完結のように語られるが、みんなつながっていることだ。その解決のためにも日本政府に核廃絶の立ち位置を求めていきたい。 ▼今、共謀罪法案のことが緊急課題だ。学習会も行っているが、人々に理解してもらうのはなかなか難しい。ネットも監視対象になる、防犯監視カメラもそこら中に増設されるなど、徹底した監視社会になることなど、分かりやすく説明し、理解してもらう工夫が必要。

■仲間増やしと財政課題

 3月末日現在の京都の会員は659人となり700人を下回った。平和新聞読者は532人。 全国的にも特に平和新聞読者を増やすことが重要課題となっている。「この新聞がないと平和活動はできない」と位置付けて読者を増やしていこう。全国大会までに15500人の読者をめざす。京都は700人の会員を回復し、早期に750人を達成しよう。 青年の活動を特別に強化し、平和委員会活動の若返りと世代の継承をはかる。そのために、京都の事務局に青年会員の配置を検討、また様々な青年学生企画の支援を強める。(平和新聞京都版4/25より)

■当面の日程 

 ●4月15日(土)、午後2時〜「核兵器禁止・廃絶をとことん学習する会」:京都社会福祉会館

 【講演】富田宏冶さん(関西学院大学教授) 、主催:「ヒバクシャ国際署名」を大きく広げる京都の会(仮称)

 ●4月16日(日)、13時30分〜「共謀罪いらない」市民集会 : 円山野外音楽堂

 ●「5.3憲法集会」、13時会場:円山野外音楽堂

 ●5月14日(日)、13時30分〜 

   「今テレビ報道に何が起こっているか?」金平茂紀講演会 : 京都アスニーホール

 ●5月20日(土)京都平和委員会第4回理事会

 ●6月10日(土)〜11日(日)、日本平和委員会第67回定期全国大会 : 岡山

 ●6月17日(土)、京都平和委員会第58回定期総会

 

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北東アジアに緊張をもたらすTHAADを朝鮮半島に配備してはならない!

  日本平和委員会の『韓国ピースツアー』がTHAAD配備反対を

         かかげてたたかう韓国慶尚北道星州郡の住民と交流し、激励と連帯を深めました!

 日本平和委員会の『韓国ピースツアー』(参加者30名)はTHAAD(高々度ミサイル防御体系)配備反対運動で盛り上がる韓国慶北星州郡ソソンリ地区を訪れ、配置反対を叫ぶ慶尚北道星州郡の住民と激励、連帯を深め、その行動が韓国のネットで注目されました。(画像は韓国のネットより)

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   <連帯を深めた現地住民とツアー団(左)と日本の基地の現状をアピールする千坂事務局長(右)>

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   <「NO THAAD」をアピールする片岡さん(左)と星州住民とツアー団(右)>

 

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安保破棄京都実行委員会主催緊急学習会

 沖縄と連帯し、戦争法廃止・基地増強反対の大運動を!

                 小泉親司さんを迎え緊急学習会(2月22日)

 京ヶ岬のXバンドレーダー基地、福知山の自衛隊演習場における米軍軍属の射撃訓練に加え、舞鶴の
弾薬庫が米海軍専用の整備所とされていた事等、京都北部地域が拡大・増殖する米軍基地の最前線になろうと している情勢の中、2月22日、安保破棄京都実行委員会が小泉親司さん(日本共産党基地対策責任者)を迎え、緊急の学習会を開催しました。はじめに主催者を代表して新婦人京都府本部会長の森下総子さんから挨拶があり、アメリカいいなりの日米共同 声明、増殖する京都の米軍基地に対する怒りのアピールがおこなわれ、続いて京教組より昨年末、沖縄で開催された「未来ひらくプロジェクト」ゆいまーるの取組みが紹介されました。さらに安保破棄京都実行委員会の小松さんより昨年末 のオスプレイ墜落後の沖縄県民の状況が報告されました。

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          <講演をおこなう小泉さん(左)と片岡理事長(右)>

 

転移・増殖する米軍基地−舞鶴のミサイル整備所とは

 学習会の最初の報告として、片岡明さん(京都平和委員会理事長)から舞鶴の自衛隊弾薬庫の中に米軍専用の整備所が 設置され、イージス艦に搭載する迎撃ミサイルの「中間レベルのメンテナンス施設」という位置づけで、レイセオン 社のスタッフが分解・組立をおこなっており、軍需産業の拠点となっている実態等が報告されました。

2017年は安倍暴走政治との正念場のたたかい

 続いて小泉親司さんから「沖縄と連帯し、戦争法廃止・基地増強反対の大運動を!」と題して講演がおこなわれました。 小泉さんはまず日報の隠ぺい等で揺れる南スーダンの情勢について、ユニセフ等の報告から子どもの深刻な被害状況が話され、 医療、教育、貧困対策の分野での援助しかないことが強調された。さらにトランプ政権について、軍事的覇権、排外主義、 貧困格差の拡大を指摘。特に新聞報道では注目されていないが「大統領令」の中に「ISの打倒の軍事計画作成」と 「米軍の再建」に関するものが含まれており、注目すべきであること、安倍首相との共同声明において、1)核兵器の使用、 2)ガイドラインの拡大、3)日米安保条約第5条が尖閣諸島に適用、について今後の日米合作の軍備増強計画、戦争法の具体化 として軍事分担の危険性が強調された。

辺野古計画と全国の基地増強反対のたたかい

 次にオスプレイ墜落事故に関わって、「墜落」であることを認めようとはせず、頑なに 「不時着水」と強弁する政府の姿勢を批判し、オスプレイが乱気流や下降気流に弱い欠陥機であること、特に今回の事故原因とも なった空中給油や低空飛行は今後、自衛隊の訓練が全国で実施される予定であり、全国の基地増強反対のたたかいの重要性が 強調された。続いて辺野古のたたかいについて、工事再開を容認した最高裁判決も埋め立てそのものの合法化は判断しておらず、 政府の強行姿勢は焦りの表れであり、翁長知事が岩礁破砕許可や埋め立て土砂等、あらゆる権限を使って新基地阻止の構えを とっていること等、新基地計画撤回にむけた展望が語られた。さらにすべての主要な米軍基地−横田、岩国、 三沢等−でかつてない米軍基地増強計画の実態が強調されました。経ヶ岬、福知山等、京都での米軍基地の大増強に関連して ミサイル防衛が多くの専門家が指摘するようにいかに現実とかけはなれた計画であるか−例えとして3年連続いて宝くじで1等を とるようなもの−が強調されました。このような計画の背後でオスプレイやイージス艦の購入にみられるように、アメリカ 軍需産業に法外な利益をもたらすものであること、さらに軍事研究の分野では無人機の技術が焦点となっており、遠隔操作、GPS機能等、 日本の科学技術が「戦争をする国づくり」に動員されようとする実態が報告されました。

 小泉さんは講演の最後に「武力によらない平和」をめざし、北東アジア平和構想等、新たな枠組みと国民的運動を提示して 講演を終えました。その後、若干の質疑応答の後、安保破棄京都実行委員会の篠原さんより沖縄の新基地建設反対の署名と宣伝行動が 提起され学習会は終了しました。学習会参加者は56名でした。

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市民と野党の共同で転換、行動する平和委員会を!       

           2016年度第3回理事会の報告(平和新聞京都版より抜粋)

  2月4日(土)午後2時から京都平和委員会2016年度第3回理事会がラボール京都開催されました。

今回の議題は、(1)情勢---主に全国理事会報告を中心に、(2)当面のたたかい、(3)仲間ふやしと財政課題でした。

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<握手をかわす安倍首相とTrump大統領>

1.情勢について...トランプ就任から福知山・舞鶴まで

  全国理事会方針を中心に情勢の特徴が以下の項目に沿って報告されました。@アメリカ・トランプ大統領就任と「大統領令」の波紋、及び安倍政権の「日米同盟第一」の危うさ A南スーダンPKOの「駆け付け警護」「宿営地共同防護」が全部隊の問題に、Bオスプレイの運用拡大、F35B、E2D岩国配備・・・ACSA拡大、軍学共同研究、防衛費問題について C「狂犬」マティス米国防長官の訪韓、来日・・THAAD配備、経費負担増について 米軍属の自衛隊福知山駐屯地での射撃訓練問題 D海上自衛隊舞鶴基地でのミサイル破壊措置命令と「みょうこう」「あたご」「ふゆづき」の「修理」、ミサイル整備所の「遠隔警備」をシェネガ社が担う情報について 、E韓国へのTHAAD配備と経ヶ岬の位置づけ役割について・・・GSOMIA、日米韓ミサイル防衛演習、統合実働演習の激化・・・「ひゅうが」が上陸演習
2.市民と野党の共同で、行動する平和委員会を
 “市民と野党の共同で、行動する平和委員会”をスローガンに以下の当面のたたかいが提案されました。

 (0)全国理事会で提起されている方針
 @自衛隊の派兵撤回・戦争法廃止を求める署名の推進(会員1人5筆以上)、  A平和子さんの南スーダン派兵違憲訴訟を支援(学習会、募金、署名など)、B「わが街を戦争の拠点にするな」の運動を各地で具体化、戦争法廃止を求める世論と運動の拡大 、C通常国会での共謀罪、ACSA(物品役務相互提供協定)改定阻止、D学術会議の軍事研究容認の動きに反対、「軍学共同反対連絡会」に参加し活動、E日本国憲法の先駆的内容を知らせる学習運動、憲法カフェの開催、F5・3憲法集会の成功 、G沖縄新基地反対全国統一署名(総がかり行動実行委員会)の推進(3月末までに1会員5筆以上を目標)、H2017年日本平和大会学習パンフレットを春に作成、学習運動の展開(岩国レポートDVDの作成も検討)・・岩国基地調査、学習運動を広げ、日本平和大会.岩国(10月28,29)に結集、 I映画「ザ・思いやり」(第2弾が4月完成予定)や、日本平和大会の中から制作されたDVD「東富士・三沢に見る米軍基地の異常」(仮題、3月完成予定)も活用 、J「ヒバクシャ国際署名」の推進・・・3・1ビキニ集会、全国署名統一行動、国連会議を節目に(会員1人5筆以 上の署名)、K韓国ピースツアー(3月22−25日)
 (1)「2016年日本平和大会・三沢」車力のオプショナルツアーの成果を活かし、京都の米軍基地撤去にむけた 取り組みの前進をはかる
 @11月「いらんちゃフェスタ2016」、1月「米軍来るな福知山集会」の成功を力に、A日本平和委員会「韓国の調査・交流ツアー」3月22日(水)〜25(土)への参加 、B「府民の会」のとりくみ・・・絵はがき制作・販売、日米地位協定検討会、対府要請など、C2月22日京都安保破 棄実行委員会緊急学習会(小泉氏)
(2)南スーダンPKO派兵撤回など戦争法廃止にかかわるとりくみを強化する
 @毎月19日の戦争法廃止行動、「自衛隊員の命と人権を守る会」の活動 、A5.3憲法集会
(3)核兵器廃絶・被爆者支援のとりくみをすすめる。
 @「ヒバクシャ国際署名」の推進、A国連核兵器禁止条約締結交渉に対応した行動、B2017年3・1ビキニデー、夏の原水爆禁止世界大会、C原発ゼロ・エネルギー政策の転換を求める運動とも結合
(4)その他の提案と確認
 @「平和のための京都の戦争展」などを青年の関心に応える内容で企画。また、青年のための独自の活動に積極的に 参加 、A京都平和委員会独自の活動を追求
3.800人の会員をめざして・・仲間ふやしと財政課題
 @会員は700人を回復し、早期に750人を達成、当面800人の会員をめざす、A事務局に青年会員を配置し事務局会議を定例化する、B常任理事会と理事会定例開催化を確立する。
                                               以上

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■松竹伸幸講演会(1月26日)が開催されました!!

       「トランプ大統領と日本会議にどう立ち向かうか」

 

トランプ政権の登場と対米従属下で戦争する国づくりをめざす「日本会議」草の根運動の策動など、 激変が予想される2017年の初頭にふさわしく、松竹伸幸さん(かもがわ出版編集長、京都平和委員会理事)をむかえ、講演会が開催されました。

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講演する松竹さん

 導入として松竹さんは、最近刊行された2つの著書(「日本会議史観の乗り越え方(かもがわ出版)」、「対米従属の謎 (平凡社新書)」)の反響として、講演依頼が増加、「サンデー毎日」での掲載等が紹介されました。 最初にオックスフォード辞典が今年の言葉として選んだ「脱真実(Post-truth)の時代に」を例に挙げ、ヨーロッパの ネオナチやトランプに見られるような「感情で政治を動かす手法」が拡がり、日本の安倍政権を支える背景にもなっているとされ、 その中には心を捉える「真実」が潜んでおり、これまでの既成観念を打ち破るような対応が求められている ことが提示されました。

 

対立構図を変えること

 次に松竹さんは「日本会議」とその歩みについて分析をおこない、「9条の会」に代表される戦後日本の護憲運動が 「専守防衛VS非武装中立」の構図から改憲派の分裂−専守防衛と海外派兵(イラク派兵)−を正確に捉え、戦争法反対のうねりに みられる幅広い運動につなげていった。その例として2003年、自民党の元代議士、箕輪登氏が自衛隊のイラク派兵の差し止め訴訟 を提起し、それが当時の防衛庁に少なからず影響を与え、戦争法反対の運動における自衛官の訴えや「自衛隊を活かす会」の活動 にもつながったことが指摘された。まさに対立構図を変え「異なる立場同士のリスペクトが力になった」経験であったことが強調された。安倍首相が70年談話において「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「おわび」という4つキーワードを盛り込みながら、 ウイングを左に伸ばしており、戦後補償のドイツとの比較も交えて、歴史認識の対立構図を変える必要性も提起した。

 さらに「日米安保の対立構図を変える」として、NATOと日米安保について、前者は戦勝国の同盟であり、後者は敗戦国への 押し付けであった事等、単純な比較に対し疑問を述べた上で、先に紹介した著作『対米従属の謎』の核心でもある「対米従属の原因」 について提示します。それは「アメリカの問題ある行為に日本政府が楯突かない、それが反復継続し、次第に「慣行」が形成され、時間の経過によって 「従属」状態が固定化していく」ということです。その上で決定的な問題として「核抑止力への依存」を挙げ、日本とNATOの違いを 指摘し、NATOではアメリカの決定にヨーロッパ諸国は関与できるが、日本では鳩山氏退任にみられるように、異議申し立てができない。 そして「野党連合政権の防衛政策がカギになる」として、安保と自衛隊、核抑止力の見直し等の問題で選択肢を提示していくことの重要性が 強調されました。講演後の質疑では今後の自衛隊のあり方、野党共闘、大手メディアの状況が出され、議論を深めることができました。

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■命と暮しを脅かす米軍射撃訓練を許さない!

        1月14日(土)「米軍来るな福知山市民集会」に106名の市民が参加

 

 1月14日、『米軍くるな福知山市民集会 』が府立中丹勤労者福祉会館において開催され、今冬一番の寒波をついて106人が参加し、会場は雪をも溶かす熱気に包まれました。

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<気迫の報告をおこなう水谷会長(左)と片岡事務局長>

 集会は福知山地労協の奥井議長と米軍レーダー基地を抱える京丹後の近江さんから連帯の挨拶の後、
「米軍の実弾射撃訓練中止を求める福知山の会」・「福知山平和委員会」の水谷徳夫会長から地元 福知山のたたかいの経過と課題・展望が報告され、最大の問題は訓練の実態がほとんど市民に知ら されることなく、市民の不安・懸念を無視して計画強行され、「米軍基地は癌細胞、必ず増殖し 転移する」(宇川憂う会の総括)を引用し、福知山で今の事態を許せば必ず米軍は舞鶴でも饗庭野(滋賀県) でも自衛隊基地使用を拡大していくだろうと警告しました。

 続いて京都平和委員会、「府民の会」の事務局長、片岡明さんより、経ヶ岬、舞鶴、福知山―京都北部が ミサイル防衛の最前線になろうとしており、福知山の実弾射撃訓練がこのまま続けられれば、今後自衛隊との 共同使用、共同訓練の可能性も出てくる実態が報告されました。

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<熱気あふれる会場風景と閉会挨拶をおこなう梶川京都総評議長>

 続いて福知山市議会の塩見卯太郎議員と京都府議会の西脇郁子議員からそれぞれの議会の状況が報告され ました。会場参加者からも11月29日突然開始された実弾射撃訓練の様子や、不気味な銃の発射音の録音 が再現され、これまでの自衛隊射撃訓練でも、騒音の問題、実際に流れ弾のあった事など危険な状況が 報告されました。

 集会は、行動提起と『米軍くるな福知山市民集会』アピールを採択し、最後に「京都府民の会」共同代表 の梶川さん(京都総評議長)が2つの闘い−戦争法廃止、立憲主義を取り戻す安倍政権に対する闘いと 住民のための本来の役割を果たす自治体を作り上げていく闘いがよびかけられました。

※平和新聞京都版(1月25日号)より抜粋しました。詳しくは京都版のページへ

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■2017年 今年もよろしくお願いします

       新年のご挨拶                  京都平和委員会会長  岡田 英樹

 

平和委員会会員のみなさま、明けましておめでとうございます。

昨年を振り返りますと、世界的な激動の一年であったといえます。六月にはイギリスが国民投票によってEUから離脱する道を選択しました。一一月にはアメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利しました。いずれも、事前の予測を裏切るもので、衝撃を持って迎えられる事件でした。 一二月にはイタリアで政府が提案した憲法改正案が否決され、レンツィ首相が辞任を表明しています。こうした背景には、失業者・非正規雇用の増大、中産階級の没落、といった格差と貧困の拡大が、既成政党や既得権益層への反発となって噴出したと考えるべきでしょう。

同じく格差と貧困を抱える日本においても、安倍首相は、国会での数を頼みとして、子供、若者、老人といった弱者切り捨ての「アベノミクス」の道を、「アクセルを吹かして」突き進んでいます。しかし六月の参議院選挙では、「野党は共闘」といった市民の声に支えられて、一人区で一一人の野党統一候補を勝利させることができました。これは、一昨年以来継続されてきた「戦争法反対」、「憲法と立憲主義を守れ」という、幅広い新しい市民運動が勝ち取った一つの成果といえるでしょう。

平和の問題でも、安倍内閣の暴走は止まりません。沖縄辺野古新基地、東村高江のヘリパッドの建設強行、南スーダンへの新任務を担ったPKO自衛隊の派遣、オスプレイやF35戦闘機の配備と訓練地域の拡大など米軍事戦略への加担を強めようとしています。

京都では、アメリカのミサイル防衛システムを補強する経ケ岬米軍レーダーが本格稼働し、米軍・自衛隊基地が拡張されようとしています。また福知山自衛隊駐屯基地を共同利用した米軍人・軍属の射撃訓練も行われました。「憂う会」永井事務局長がいう「軍事基地は癌細胞、必ず増殖し転移する」との言葉どおり、地元住民の安全・安心は反故にされています。

しかし、一〇月の国連総会第一委員会で核兵器禁止条約の締結にむけた交渉を今年の三月から始めることが決議されました。核保有五大国は反対しましたが――被爆国日本もそれに追随して反対したことは許されることではありません――、執拗な「核抑止論」、「段階的解消論」を乗り越えて、核兵器廃絶にむけての具体的な議論が国連の場で議論されることは画期的な意味を持っています。 核兵器をなくし、軍事的対応ではなく、対話による平和互恵の国際秩序を構築する流れを確実なものとするよう奮闘しましょう。

京都平和委員会では、青年学生部会も元気な若者たちの活動によって活発に運動が展開されていますし、片岡理事長も、身辺を整理して事務局を活性化させてくれるでしょう。地域・職場のみなさんも「一点共闘」の輪を広げて草の根平和市民運動の核としての奮闘を期待します。 (平新京都版1月5日号より)

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<岡田英樹会長(左)と2016年日本平和大会in三沢に参加した京都代表のみなさん(右)>

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スケジュール

○1月26日(木) 松竹伸幸講演会「トランプ大統領と日本会議にどう立ち向かうか」

  会場 : 京都社会福祉会館 18:00 開場

○2月4日(土) 京都平和委員会理事会

  会場 : ラボール京都 14:00 開会       


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